新たな酵素開発の風を呼ぶ定額制ライブラリ『digzyme Custom Enzyme Lab』
株式会社digzymeが2025年5月21日、食品業界における全く新しい試みとして、定額制オーダーメイド酵素ライブラリ作製サービス『digzyme Custom Enzyme Lab』を開始します。このサービスは、今までの市販酵素製品ラインアップでは実現できなかった新規酵素を用いることで、イノベーションを生み出すことを目的としています。
本サービスの背景と目的
市場には多くの酵素製品が存在しますが、期待する効果が得られなかったり、開発段階で必要な酵素を見つけられない場合があります。そのため、企業は自社で新規酵素を開発する必要があったり、外部に委託しなければならず、これが大きな負担となっていました。特に新規酵素の開発コストや要点定義の明確化は、技術革新を阻む障害となっています。
digzymeは、この状況を打破するために、定額制で利用できるオーダーメイド酵素ライブラリを提供することにしました。お客様は、希望する機能を持つ新規酵素を手軽に探し出し、製品開発に活かせるのです。
サービスの特徴
1. ユーザーフレンドリーな酵素設計
digzymeが提供するサービスは、独自のin silico酵素デザイン技術に基づいています。これにより、具体的な酵素のイメージが不明なままでも、迅速にお客様のニーズに応じた酵素ライブラリを設計することが可能です。
従来の酵素探索法では、得られたパラメータを整理することが必要でしたが、当サービスでは、酵素間の類似性を基にした計算により、酵素の特性を可視化し直感的に利用できるプラットフォームを提供しています。これによって、急速な技術革新が促進されます。
2. 一貫したサービス提供
お客様の要望に基づいたライブラリの開発から精製までを掘り下げ、契約期間中は定期的に精製酵素サンプルを提供します。これにより、より具体的な技術サポートを実現し、自社製品や素材開発に貢献します。
他の企業が提供しているのは通常、配列情報だけですが、digzymeのサービスは実際の精製酵素サンプルを提供するため、実際に開発に進むまでのハードルを大幅に下げています。
3. 機能的でインタラクティブな開発調整
サンプル提供期間中に、酵素サンプルに対するフィードバックを通じて、候補酵素の入れ替えや調整が可能です。これにより、目的の酵素を短期間で取得することができます。
このインタラクティブなプラットフォームは、企業が新たなアイデアを発展させる上での重要なツールになるでしょう。
利用方法
月額定額制でサービスを提供しており、契約の期間に応じて精製酵素サンプルが定期的に配送されます。詳細な利用手順や料金については、digzymeの公式ウェブサイトで確認できます。
お問い合わせ
メディア関係者の方々には、サービスの詳細な説明や取材の機会を提供しています。取材をご希望の方は、下記の連絡先までお問い合わせください。
株式会社digzyme 広報担当: 高野槙子
メール: takano.makiko@digzyme.com
公式ウェブサイト:
digzyme公式サイト
見込める新たな技術革新を後押しするこのサービスは、食品業界にとって画期的な一歩となるでしょう。新規酵素を通じて、さらなる未来を切り拓いていく可能性が広がっています。