セブン-イレブン・ジャパンがCLOオブザイヤー2026で受賞
2026年7月23日、日経ビジネスが主催した「CLOオブザイヤー2026」にて、セブン-イレブン・ジャパンが「One Team賞」を獲得しました。この受賞は、同社が物流におけるさまざまな課題への取り組みを評価された結果です。特に、北海道エリアで行われている「おにぎりなどの製造回数削減」が高く評価されました。
セブン-イレブンでは、より持続可能な事業モデルを築くために、従来の慣習や仕組みの見直しを行っています。この高い評価の背景には、物流部門を超えて、加盟店や取引先、社内の各部門が一丸となって取り組む姿勢がありました。継続的な協力を通じて、共通の目標に向かって進むことが重要視されています。
受賞の背景と取り組み内容
受賞の主要な要因となった「製造回数削減の取り組み」は、北海道におけるオリジナルフレッシュフードを対象としています。おにぎりや弁当、サンドイッチを含む約60アイテムの製造回数を、1日3回から2回に減らし、全てのオリジナルフレッシュフードの製造回数を2回以下にすることに成功しました。この施策は、製造効率を向上させ、不必要なフードロスを削減することを目的としています。
この取り組みでは、産学連携を基にした新技術の導入も進めており、製造時の衛生状態が向上したことで、品質と美味しさを長持ちさせることが可能になりました。その結果、商品の鮮度が延長され、製造回数も減少しているのです。例えば、トランスポートイノベーション研究センターの研究成果を利用し、原因菌の特定や汚染経路調査が強化されています。
北海道エリアの抱える課題
北海道では、製造効率が低く、長距離輸送や雇用に関する課題が存在していました。そのため、全国に先駆けて新たな挑戦として、この製造回数削減を開始しました。この取り組みを通じて、さらなる「製造効率向上」「輸送効率向上」「フードロス削減」「CO2排出量削減」が期待されています。
今後、セブン-イレブンは、この成功をもとに加盟店や取引先、各部門との連携を強化し、サプライチェーンの見直しや改善に努めていきます。物流の現場を「守りの機能」から「攻めの経営資源」に転換するためには、これからも継続して革新が求められるでしょう。
「日経ビジネス CLOオブザイヤー」について
「日経ビジネス CLOオブザイヤー」は、日経BPが主催する、物流に関する先駆的な取り組みを表彰する制度です。企業が物流の効率化や持続可能性向上に向けて努力している点を評価し、企業価値向上や競争力強化を目指します。特に、企業が物流を経営の重要な資源として活用することを奨励するアワードです。
今後のセブン-イレブン・ジャパンのさらなる取り組みが注目されます。