日本式リハビリの挑戦
2025-01-28 16:05:39

キルギスにおける日本式リハビリテーションの新たな試み

キルギスにおける日本式リハビリテーションの新たな試み



株式会社薬ゼミ情報教育センターは、中央アジアのキルギスにおいて、日本式リハビリテーション病棟を開設しました。このプロジェクトは、現地の医療機関であるVedanta医療センターおよびCortex医療センターと提携し、より多くの患者が適切なリハビリテーションを受ける機会を提供することを目的としています。

キルギスの医療事情



キルギスは旧ソ連から独立し、経済発展を遂げているものの、医療においては多くの課題を抱えています。特にリハビリテーションの分野では、脳卒中や怪我からの回復が求められる患者が多いにも関わらず、医療機関での支援が不足していました。多くの患者が必要な治療を受けられず、社会復帰の機会を失っているのが現状です。

薬ゼミは2018年から国際協力機構(JICA)と連携し、キルギスにリハビリテーションに関連する技術支援を行ってきましたが、依然として物理療法中心のリハビリが行われているため、個々の患者に適した運動療法の導入が急務とされています。

事業のきっかけ



薬ゼミの事業部長、松野良智が2023年7月にキルギスで脳卒中を発症したことが、このプロジェクトの発端となりました。現地で適切なリハビリを勧められず、多くの患者が回復を諦めている光景を目の当たりにした松野は、日本のリハビリテーションのノウハウを活かし、現地での医療支援を行いたいという使命感に駆られました。

日本式リハビリテーションの導入



Vedanta医療センターとCortex医療センターにおいて、日本式リハビリテーションの技術と知識を導入しました。回復期に特化した病棟を設け、患者一人ひとりに寄り添った運動療法を中心にしたリハビリプログラムを提供しています。このモデルは、日本で培った「機能回復を諦めない」という理念のもと、患者が社会に復帰するための支援を行っています。

社会復帰を目指す医療の文化の醸成



薬ゼミは単なる技術移転に留まらず、現地医療従事者や患者の意識改革を促進するために、リハビリテーションに関する政策提言も行っています。日本での成功例を基に、キルギスの健康システム全体の改革を目指し、患者にとって「機能回復は可能である」という認識を根付かせることが重要です。

今後の展開



この取り組みは、キルギス国内にとどまらず、中央アジア全域へと展開していく予定です。2025年末までに、ビシュケクの主要な病院で医療従事者への研修を行い、日本式リハビリテーションの普及を図ります。薬ゼミは今後も、キルギスにおける医療水準の向上と患者ケアの質改善に貢献していくことを目指します。

さいごに



キルギスにおける薬ゼミのプロジェクトは、地域における医療支援の新たな形を提案しています。今後の展開に期待が高まります。詳しい情報は、薬ゼミの公式ウェブサイトよりご覧ください。


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