東京美術紙工協業組合が新たに生まれ変わる
東京の製本業界におけるパイオニア、
東京美術紙工協業組合が、そのWEBサイトを全面的にリニューアルします。これにより、業界向けはもちろん、一般消費者にもわかりやすく製本技術やサービスをアピール。
2025年には、製本を通じて多くの人々に価値を届けることを目指しています。
50年以上の歴史と革新
この組合は、ハードカバーからソフトカバーまで、様々な製本を手がけてきた伝統ある企業です。長年の経験を活かし、今後も快適な読書のための製本技術を追求し続けます。新しいWEBサイトは、これまでの反省を活かし、情報が整理され、初めての訪問者でもスムーズに利用できるよう配慮されています。
ECサイトの新展開
新しく生まれ変わったECサイト` bookstandga.com `では、製本の楽しさを直感的に伝え、様々な商品を販売します。特に注目したいのは、SDGsを意識した商品やサービス。昨年の文具女子博で好評を博した「スピンチャーム🄬」は、廃棄される表紙をアートとして生き返らせたアイテムです。また、各種「製本キット」や新たに築かれた製本研修「
一日製本職人」なども提供されています。
BtoC、BtoB両方に対応
東京美術紙工協業組合の特徴は、BtoBだけでなく一般消費者向けの商品開発にも力を入れている点です。これにより、製本技術を通じて幅広い顧客層にアプローチすることが可能に。これからの新サービスや商品は、すべての利用者に価値を感じていただける内容を目指しています。
環境への配慮も
製本業界においても環境への意識は重要です。組合では「製本キットKURUMI」をはじめ、循環型の製品を開発し続けています。特許技術を用いた製本方法や、一般消費者向けの商品群も充実。製本の過程で出る廃棄物も、デザインによって新たな命を吹き込む取り組みを行っています。
DX化の取り組み
東京都からの支援を受け、
デジタル化に力を入れているところも見逃せません。製本研修や動画コンテンツ制作を通じて、地元の製本工場から遠く離れた全国の皆さんに、製本業務の楽しさを伝えたいと考えています。特に次世代への知的・情緒的な影響を与えることを重視し、その結果として製本に触れることで得られるさまざまな経験を通じて人々の感受性を高めることを願っています。
会社情報
東京美術紙工協業組合は1970年の設立以来、読書と製本文化の発展に寄与してきました。情報や商品の詳細は、
こちらからチェックしてみてください。
製本の楽しさや製品の魅力を、より多くの人々に体験していただくために、WEBサイトのリニューアルを通じて、新たなチャレンジが続きます。今回の取り組みが、製本の新たな可能性を引き出す契機となることを願っています。