サイボウズが新たな連携機能を発表
サイボウズ株式会社は、2025年8月8日より、同社のクラウドサービス『cybozu.com』向けに新たなオプション機能『連携コネクタ』のプレリリース版を提供開始します。この機能は、Microsoft 365とのノーコード連携を可能にするもので、業務効率化や業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)に大きく寄与することが期待されています。
バックグラウンド
オンライン業務が普及する中で、クラウドサービスの利用者が急増しています。その中で、特にサイボウズのノーコード・ローコードプラットフォーム『kintone』の需要が高まってきています。しかし、他のSaaSソリューションとの連携は、新たな開発を必要とし、時に煩雑な作業が発生することが課題として浮上していました。こうした背景から、サイボウズは手軽に連携できる機能の提供を目指し、BizteX株式会社の『BizteX Connect』をOEM提供する形で、この『連携コネクタ』を開発しました。
プレリリース版『連携コネクタ』の詳細
この新機能は、以下のサイボウズのクラウドサービス及びMicrosoft 365の主要サービスとのノーコード連携を実現します。
- kintone
- Garoon(クラウド版)
- Outlook
- Excel Online
- Teams
- SharePoint
- OneDrive
これにより、これまで複雑な手続きを経て行われていたデータの相互連携が、より簡単に行えるようになります。例えば、カスタマイズやCSVファイルを使ったデータ連携から脱却し、より直感的な操作で業務が行えるようになります。
使用例
一例として、商談登録の際に、Outlookの予定を自動的に作成し、さらにその情報をTeamsで通知するシナリオがあります。これにより、kintone上で商談情報を登録するだけで、Outlookの予定表への登録とTeamsでの通知が同時に行えるため、業務がスムーズになります。
プレリリース版の入手方法
このプレリリース版は、サイボウズの公式サイト内の専用フォームから無料で申し込むことができるため、興味のある企業や個人はぜひ利用してみてください。
詳細は下記リンクをご参照ください。
プレリリース版の申し込み
今後の展望
本機能は2026年中に正式リリースを目指しています。サイボウズは、使用者やパートナーからのフィードバックをもとに、機能改善を進め、各業務の利便性を一層高めていく考えです。この取り組みにより、多くの企業が号連できるようになり、業務効率やデジタル化が進むことが期待されます。
まとめ
グローバルなビジネス環境の中で、業務の迅速な進行と効率化は必須の条件です。サイボウズの『連携コネクタ』は、簡単に他のSaaSサービスと連携できるため、業務のデジタル化や効率化に大きな力を発揮するでしょう。これからの展開に注目です。