新しいコミュニティ「SHINAGAWA HIVE」が誕生
日本鉄興和不動産株式会社が発足した「SHINAGAWA HIVE」は、品川の「Techの街」としてのエリアブランディング施策の一環です。この新しいコミュニティは、品川という地域からイノベーションを生み出すことを目的としており、企業の新規事業担当者やR&D担当者が集まり、オープンイノベーションを促進しています。
品川が持つ地域特性
品川は、東海道新幹線の発着駅であり、羽田空港へのアクセスも良好なエリアで、国内外の生産拠点と東京をつなぐ「日本の玄関口」として位置づけられています。この特性を生かし、さまざまなテクノロジー企業が集積しているため、イノベーションが生まれる土壌があります。SHINAGAWA HIVEは、その地域力を最大限に引き出すコミュニティとして機能し、最新の情報やアイデアが交錯する場を提供します。
多様な企業の参画
このコミュニティには、国内外の大手テクノロジー企業から、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップまで、幅広い企業が参加しています。株式会社大林組やソニーネットワークコミュニケーションズ、電通総研、NTT東日本、リコーなど、日本を代表する企業が名を連ねており、異なる強みを持つ企業同士が交流することで、新たな共創のきっかけを生み出しています。今後、大学や研究機関との連携も視野に入れ、より一層のイノベーション創出を目指しています。
具体的な活動内容
SHINAGAWA HIVEでは、定期的にコミュニティイベントを開催しています。これらのイベントは、メンバー間で創造性をぶつけ合う場として位置づけられており、単なる知識のインプットではなく、ディスカッションを通じて新たなアイデアを生み出すことを目的としています。また、会員のスキルや関心を可視化するタレントマネジメントシステムを導入し、企業同士の相互理解を深める取り組みも行っています。
イノベーションを加速させるために
具体的な施策として、会員各社が実施しているイノベーションの取り組みを共有するイベントや、最新技術の交流の場としてのプラットフォームも用意されています。これにより、各社の技術やアイデアが結びつき、社会実装に向けた実証実験の機会が創出されています。SHINAGAWA HIVEは、技術と需要のマッチングのためのプラットフォームを構築することで、イノベーションを加速させる役割も果たします。
Shinagawa Tech Showcase
また、2023年には「Shinagawa Tech Showcase」という技術展示イベントが開催される予定で、体験型技術展示、トークセッション、フードテックといった多彩なコンテンツが盛り込まれています。参加者は、数年後に社会実装されるであろう最新の技術をいち早く体験し、開発者との交流を図ることができます。これは、「品川で面白い経験ができる」という新たなカルチャーを育む一歩となるでしょう。公式サイト(https://shinagawa-tech-showcase.com/)で最新情報をチェックできます。
未来への展望
SHINAGAWA HIVEは、イノベーション創出を目指すコミュニティとして、会員企業の交流の場を提供し、新たな価値の創造を推進しています。地域内での相互理解を深めつつ、次世代のイノベーターたちが集う環境を整備することで、「イノベーションが生まれる街」としての品川が今後どう進化していくのか、ますます注目が集まっています。