ウフルの「CUCON」がマイナンバーカード認証機能を刷新しサービス向上

ウフルの「CUCON」がマイナンバーカード認証機能を刷新

株式会社ウフルは、データ・サービス連携基盤「CUCON」を通じて、マイナンバーカードによる本人確認機能をアップデートしました。この改良は、デジタル庁の「デジタル認証アプリ」を活用したもので、公的個人認証の効率的かつ安全な実装が可能となることを目指しています。これにより、自治体やサービス事業者はシステム構成を簡素化し、コストを抑えた導入が実現できます。

CUCONは、全国の自治体や企業がデータ連携を通じて顧客向けサービスを迅速に構築できるプラットフォームです。内閣府が規定しているスマートシティリファレンスアーキテクチャに基づいており、自治体のデジタル化を進める優良事例として、デジタル庁の「デジタル地方創生サービスカタログ」にも記載されています。

これまでCUCONは外部サービスとの連携を通じてマイナンバーカードによる本人確認機能を提供してきましたが、今回のアップデートにより、デジタル庁が導入した「デジタル認証アプリ」を活用することで、この機能をCUCONのインフラとして統合することができました。具体的には、マイナンバーカードの基本情報（氏名、住所など）を用いて、住所の入力を省略したり、行政手続きを簡略化することができます。このことは、正確で迅速な行政サービスの提供を可能にし、ユーザーによる誤入力を防止する役割を果たします。

ユースケースで広がる可能性

ウフルのCUCONはさまざまなユースケースでその効果を発揮します。例えば、自治体および住民向けサービスでは、マイナンバーカードを活用した簡便な申請プロセスが実現され、より効率的なサービス提供が行われることが期待されます。利用者が自らの情報を入力する際の手間を減らすことで、行政の負担軽減にも寄与します。

また、イベントやセミナーの運営においても、CUCONは重要な役割を果たします。参加者のなりすましを防ぐため、本認証機能を用いた安全なイベント運営が可能となり、本人確認を済ませた参加者だけがアクセスできるイベントが実現します。これにより、信頼性の高い参加者コミュニティの形成が促進され、参加者の満足度を高めます。

それに加えて、年齢制限のあるサービスでの年齢確認や、地域限定のサービスでの居住地確認にも活用できるなど、幅広い分野での利用が見込まれます。自治体が提供するデジタルサービスにおいては、市民認証の役割も果たし、地域社会のセキュリティ向上にもつながります。

持続可能な社会への貢献

ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」という理念のもと、企業や政府機関、全国40以上の自治体のデジタル化を支援しています。今後もCUCONを中心に、企業や自治体向けのソリューションを開発し、さまざまな分野で信頼性の高い認証インフラを構築することを目指しています。そして、金融、EC、行政、イベントなど多様な領域でのサービス拡充に努め、持続可能な社会の実現を加速させていきます。

このように、ウフルの「CUCON」は、マイナンバーカードを活用した本人確認機能の刷新を通じて、自治体や企業のデジタル化を一層進め、地域社会全体の利便性を向上させる重要なプラットフォームとなるでしょう。さらなる発展に期待が寄せられています。