未来の食を考えるセミナーに登壇
2026年5月27日、大阪ガスショールーム ハグミュージアムで行われたセミナー「こんにゃくと作る未来」に、株式会社NINZIAの代表取締役CEOである寄玉昌宏が登壇しました。本セミナーは一般社団法人日本シェフ同友会の主催で、食に関わるシェフや料理関係者が一堂に会しました。参加者は、蒟蒻由来の新しい食材「ニンジャペースト」を使った調理実演や試食を通じて、アレルゲンフリー食品やプラントベース食品の可能性を探りました。
植物性食材の可能性
寄玉氏は、歴史的に日本で親しまれてきた植物性食材、蒟蒻の新たな可能性について紹介しました。特に注目を集めたのは、NINZIAが開発した独自の「テクスチャ・エンジニアリング技術」です。この技術により、蒟蒻由来の「ニンジャペースト」が、糖や脂質、動物性素材に依存せずに食品を結着し、成型し、食感を設計することを可能にします。
セミナーでは、参加者に実際の試作を体験してもらい、具体的な食品開発事例が共有されました。例えば、リベイクすることで品質を向上させる冷凍パンや、特異な食感を持つフリット、そして冷凍してもふんわりとした食感を保つケーキなどが試食されました。これによって、参加者は蒟蒻の活用法についての意見を交わし、相互に体験を共有しました。
アレルゲンフリー食品のニーズ
参加者たちとの意見交換では、食物アレルギーに関連する現場の課題とニーズについて具体的な声が上がりました。特に、ホテル業界からの声が印象的でした。参加者が指摘したのは、修学旅行などの団体客に対するアレルギー配慮がいかに困難であるかという点です。アレルゲンフリー食品が求められる中、シェフたちの負担は増加しており、参加者は、誰もが同じ食を楽しめるアレルゲンフリー食品の重要性を強調しました。
また、試食した蒟蒻入りの米粉パンについては、「通常の小麦パンよりも美味しい」といった声もありました。アレルゲンフリー食品が「代替」品と見なされることが多い中、その味や食感に関するポジティブな評価が聞かれました。
調理現場の課題と解決策
食品開発や調理に関わる参加者の意見も興味深いものでした。「米粉などでアレルゲンフリーを実現することは難しくはないが、技術が必要で、そのノウハウを持つ人が限られている」という課題が示されました。蒟蒻を使った新しいアプローチが広まることによって、より多くの人がアレルゲンフリー食品を簡単に作れるようになることが期待されています。
品質を安定させながら調理技術への依存度を下げることは、アレルゲンフリー食品の普及において重要なテーマであり、参加者たちの間で意見が交わされました。そして、「誰もが同じ食事を楽しめる環境」の構築がセミナーでの重要な焦点となりました。
NINZIAのビジョン
NINZIAは、食にラムの可能性を最大限に引き出し、糖尿病やアレルギー問題、肥満を抱える人々が「食べる楽しみ」を取り戻せる世界を目指しています。会った参加者は、寄玉氏が紹介した「テクスチャ・エンジニアリング技術」に触れ、その意義や将来性について考えを深めたことでしょう。NINZIAの取り組みは、食の未来と人々の健康を結びつける上で新しい可能性を切り開くものです。今後の活動にも期待が寄せられます。