安全靴メーカーシモンがエコマークアワード優秀賞を受賞！

シモンが環境意識の高い安全靴を開発しエコマーク優秀賞を受賞！

安全靴メーカーの株式会社シモンが、「エコマークアワード2025」において優秀賞を受賞しました。このアワードは、環境意識の高い商品を提供する企業や団体を表彰するもので、10年以上の歴史を持っています。シモンは、1948年に設立された企業であり、安全靴や作業靴、作業用手袋を手がけてきました。

受賞の要因は、シモンが開発した最新の安全靴のエコマーク認定にあります。この靴は、快適性、安全性、耐久性を兼ね備えた製品でありながら、環境への配慮も徹底しています。具体的には、クロムフリーのレザーや、リサイクル素材を使用したインソール、シューレースに至るまで、あらゆる面で環境負荷の低減を実現しているのです。また、製造工場では太陽光発電を導入し、持続可能な生産体制を築いています。これにより、安全靴を必要とする作業者に対して、足の安全を保証する一方で、地球環境と人々の健康にも配慮した製品を届けることができるのです。

環境配慮と使用者の視点

シモンの安全靴は、単に環境への配慮がされているだけでなく、履く人間の快適性にも大いに配慮されています。作業中の快適さは作業効率に直結し、そのための工夫がなされています。これには滑りにくさや、安定性を向上させたデザインが含まれます。これらの要素が、シモンの製品開発の根底にある思いを示しており、使用者に寄り添う姿勢が反映されています。

長年の取り組みと今後の展望

シモンは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを何十年にもわたって続けてきました。2000年には国内初の革製安全靴製造業者として、ISO14001の認証を取得し、環境への配慮を徹底してきました。産業廃棄物の削減と資源循環の推進に加えて、使用済み製品の回収とリサイクルシステムを構築し、環境負担の軽減に寄与しています。

また、1985年にインジェクション製法による安全靴製造を開始し、非金属樹脂先芯を採用することで、安全性と環境性能を両立した製品を市場に提供してきました。最近では、余り革を活用したサステナブルな安全靴「UL11」の開発にも取り組んでいます。この足元に優しい靴は、資源を無駄にしない製品作りを象徴しています。

新たな安全靴「EX11ブラック」の登場

2025年には、シモンが新たにエコマークを取得した「EX11ブラック」が発表されます。このモデルは、特許出願中の独自製法に基づく3層構造の靴底を特徴としており、環境への優しさ、安全性、快適性の3つを兼ね備えています。これからもシモンでは、環境との調和を図りながら、持続可能な未来を目指して安全靴の製造と開発を続けていく方針です。