ICT導入で保育環境を改善!
広島県福山市に位置する社会福祉法人千草会が運営する『てまりこども園』では、園の保育環境を根本から改善すべく、電子黒板『MIRAI TOUCH』とモバイルディスプレイ『MIRAI TOUCH move』を新たに導入しました。この取り組みは、1980年の開園以来40年以上にわたって子どもたちの成長を見守ってきた同園にとって、非常に重要な一歩となります。
保育の理念と課題
てまりこども園では、子どもたちの個性や社会性を育む「自律」を重視し、リトミックや英語、お茶のお稽古など、知的好奇心を刺激するプログラムを積極的に取り入れています。しかし、従来の教材作りには時間と労力がかかり、職員の負担が大きな課題となっていました。園の理念である「まず職員が笑顔で働ける環境を作り、子どもたちも笑顔になれる園を目指す」という考え方から、この問題にしっかり取り組む必要がありました。
ICT機器の導入背景
そこで、職員の業務負担を軽減するために出された答えが、ICT機器の導入です。特に、ミライタッチシリーズは教材の電子化を図るだけでなく、絵本の読み聞かせや保護者向けの電子案内板としても活用されていることが特徴です。この導入により、これまで膨大な時間をかけていた教材作りの負担が大幅に軽減され、職員はより多くの時間を子どもたちに割けるようになりました。
導入後の具体的な効果
園長の近藤修功氏は、「リトミックの授業でミライタッチを使用することで、子どもたちの楽譜の理解が深まりました」と話します。以前は手書きの楽譜を模造紙に描いていましたが、ミライタッチを使うことで、必要な部分だけを拡大できるため、子どもたちがどの音符に注目すべきか一目でわかります。
また、同氏は「職員からも『本当にラクになりました!』という声が上がっており、準備の時間が短縮されることで、職員の笑顔も増えています」と言います。教員の負担が減ることで、職員が楽しく働ける環境が整えられることは、職員だけでなく子どもたちにも良い影響を与えると言えるでしょう。
保護者とのコミュニケーションの強化
モバイルディスプレイ『ミライタッチmove』は、園の玄関に設置され、保護者に向けた情報を表示する役割も果たしています。タッチパネル式のため、保護者は興味のある内容を簡単に拡大したり、ページをめくったりできます。園の情報が的確かつ簡単に輪郭を出せる点は、保護者とのコミュニケーションの強化にも寄与しています。特に、絵本の読み聞かせアプリが職員の負担を大きく軽減していると好評です。
今後の展望
近藤氏は今後、ミライタッチの活用を子どもたちにも広げ、職員や保護者だけでなく、彼らが主体的に使える道具として育てていきたいという希望を示します。「これなら紙やクレヨンを使うことなく、自由にお絵描きができます。子どもたちが思い思いの色使いで描いた絵をみんなで楽しむ姿が今から楽しみです」と、可能性に期待を寄せます。
まとめ
ICT機器の導入を通じて、てまりこども園は職員と子どもたち両方にとって、より良い環境を作り上げることに成功しています。今後も新たな使い方を探求し、教育の質を向上させる取り組みが期待されます。社会福祉法人千草会の先進的なチャレンジは、教育現場におけるデジタル化のひとつの成功例として、多くの注目を集めることでしょう。