高齢者向け新たな「自立型住まい」の提案、安心と自由を実現する住環境

高齢者向けの「自立型住まい」システムが登場

東京都渋谷区の株式会社ザ・ハウスは、建築家の岡村泰之氏の設計による新しいシェアハウス「フキネコテラス」を発表しました。このシェアハウスには、同社が提供する見守り支援サービス「ひとり暮らし安心プラス」が組み合わされており、高齢者が安心かつ自由に暮らすための新しい「自立型住まい」のスタイルを提示しています。

高齢化社会における住まいのニーズ

日本は急速に高齢化が進んでおり、高齢者の単身世帯が増加しています。そのため、「ひとり暮らし」に対する不安が広がり、安心して暮らせる住環境の必要性が高まっています。しかし、従来の施設型の住宅では、管理が中心となり、自由な生活が制限されることもしばしばです。

一方で、多くの高齢者が自分らしい生活を求め、「自由に暮らしたい」という声を上げています。このような時代背景から、ザ・ハウスは新たな住宅の選択肢を模索し、「フキネコテラス」を開発しました。ここでは、住まいと見守り体制を融合させることで、入居者が安心して生活できる基盤を提供しています。

フキネコテラスの特長

1. 建築家設計による多彩な空間

フキネコテラスは、個室の他に、共用スペースや中庭、ルーフバルコニー、さらには土間など、自由に利用できる多様な居場所を設計。個室は漆喰の天井と無垢材のフローリングが特徴で、住み手が快適に過ごすための工夫がされています。中庭は緑に囲まれており、生活に潤いをもたらすスポットとなっています。また、ルーフバルコニーは天気の良い日のランチタイムに最適な場所です。

2. 安心の見守りサービス

「ひとり暮らし安心プラス」は、定期的にSMSや電話で安否確認を行い、必要に応じて認知機能チェックや死後事務代行まで対応します。この見守り体制は、入居者が安心して生活できるようにするだけでなく、オーナーにとっても孤独死のリスク軽減や資産保全に寄与します。特に、入居者のスマートフォンを利用するため、特別な機器を設置する必要がないのも大きな魅力です。