Fin Capitalが東京にアジア本社を開設
2025年3月4日、B2Bフィンテックに特化したグローバル資産運用会社、Fin Capitalが東京にアジア本社を設立することを発表しました。このニュースは、アジアを代表するフィンテックカンファレンス「GFTN Forum Japan」で発表され、創業者兼マネージングパートナーのLogan Allin氏が講演を行いました。
Allin氏は、「日本市場はアジア全域への重要な窓口であり、Fin Capitalは2018年の設立以来、日本との関係を深めてきました。東京オフィスの開設は、アジアにおける機会を捉えるための重要なステップです」と述べました。彼は、東京を拠点とするチームを組織し、アジアでの活動に注力する意向を示しました。
東京オフィス開設の背景
Fin Capitalが東京を選んだ理由の一つは、日本の金融機関との強いネットワークと、評価の高い金融サービスエコシステムの存在です。最近、日本ではフィンテックの普及が加速しており、数多くのスタートアップが生まれています。この環境下でFin Capitalのポートフォリオ企業、たとえばCircleやUnqork、Figure、Articul8、Talosなどが日本市場への参入を進めており、Fin Capitalはこのトレンドをしっかりと見極めています。
Allin氏は、「当社のポートフォリオ企業は、日本市場へのアクセスを増やし、顧客企業やパートナーとの協力を進めています。さらに、日本におけるB2Bフィンテック企業の増加が、この流れを一層加速させています」と続けました。
新チームの編成と今後の展望
東京オフィスの開設により、Fin Capitalは東京での企業パートナーとの関係を深め、国際的なポートフォリオ企業の日本への進出を支援する体制を整えました。米国チームからは、ゼネラルパートナーのChristian Ostberg氏、プリンシパル兼AIディレクターのFan Wen氏、アソシエイトのRina Okachi氏がサポートにあたります。また、シンガポールのシニアアドバイザーであるRonald Issen氏やHuey Lin Gaume氏、Siew Kai Choy氏もこの取り組みを支援しています。
Fin Capitalの取り組み
Fin Capitalは2018年に設立され、グローバルな資産運用会社として、B2Bフィンテックソフトウェア企業への投資を行っています。彼らは、Pre-SeedからPre-IPOまでのさまざまなフェーズで企業に資本を提供し、創造的なプロダクトの開発を支援しています。また、自社のシステム「Lighthouse」と豊富な運営ノウハウを活かし、単なる資金提供にとどまらず、企業成長を促進するためのサポートを行っています。
Fin Capitalの本社はサンフランシスコに位置し、ニューヨークとマイアミにも拠点を持っています。具体的な詳細は、公式サイト(www.fin.capital)を訪れるとより多くの情報が得られます。
東京での新たな挑戦を通じて、Fin Capitalはアジア市場でのさらなる発展を目指しており、今後の動向に多くの期待が寄せられています。