横浜の新作オルガン音楽
2025-07-18 15:20:30

新作オルガン協奏曲の世界初演!横浜の音楽文化を体感

横浜の音楽文化の新たな挑戦



2025年11月1日、横浜みなとみらいホールは特別な音楽イベントを開催します。この公演では、日本初のパイプオルガンを受け継ぐ横浜から、新作のオルガン協奏曲が世界で初めて演奏されます。指揮・作曲を手掛けるのは、ヨーロッパで活躍する阿部加奈子。彼女の音楽は日本の根を感じさせるだけでなく、横浜という都市の躍動感を表現しています。

1. 横浜とパイプオルガンの深い繋がり



横浜は開港以来、日本のオルガン文化において非常に重要な役割を果たしてきました。1871年、初めてのパイプオルガンが建造されて以降、教会や学校などで多くのオルガンが広がりました。横浜みなとみらいホールでは、1998年の開館以来、市民にオルガンの音楽を届けるために様々なセミナーやコンサートを実施しており、「オルガン・1ドルコンサート」や「パイプオルガンを弾いてみよう」といった人気イベントも開催されています。これらの活動を通じて、オルガン文化を育む場としての役割を果たしてきました。

2. 阿部加奈子が手掛ける新作



今回の公演でお披露目される新曲のタイトルは「風の睦(むつ)び~オルガンとオーケストラのための3章~」。日本語で“風琴”と呼ばれるオルガンにインスパイアを受けたこの作品は、横浜の移りゆく街並みと、それを見守る「風」というテーマを扱っています。全3楽章から成り立ち、各楽章に横浜の様々な要素が織り込まれています。この新曲がどのように表現されるか、特に注目です。

横浜みなとみらいホールのオルガニストである近藤岳と、阿部自身の指揮による神奈川フィルハーモニー管弦楽団との共演は、ここでしか実現しない貴重な機会です。また、阿部と近藤は東京藝術大学での同期でもあり、彼らの コラボレーションは特別な意味を持ちます。これにより生まれる音楽は、横浜に深く根ざしたものになるでしょう。

3. 期待されるフレンチ・プログラム



新曲と合わせて、プログラムにはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」と、ドビュッシーの交響詩《海》が並びます。新たに生まれる作品と、これらの既存の名曲を同じ舞台で楽しめる機会は非常に貴重です。特に、パイプオルガン“LUCY”がどのようにこれらの作品を表現するのか、観客にとっては一つの見どころとなります。

現代音楽と古典音楽の融合は、我々に新しい感覚を提供してくれます。「LUCY」の多様な音色と阿部の作品がどのように響き合い、どのような感動を生むのか、一緒に楽しむことができる貴重な公演に、ぜひご期待ください。

公演概要


  • - 名称: 阿部加奈子 指揮/作曲 横浜みなとみらいホール特別演奏会神奈川フィルハーモニー管弦楽団~オルガン“LUCY”プロジェクト~
  • - 会場: 横浜みなとみらいホール 大ホール
  • - 日時: 2025年11月1日(土) 14:00開演 (13:20開場)
  • - 出演者: 阿部加奈子(指揮/作曲)、近藤 岳(パイプオルガン)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団
  • - 曲目:
- ドビュッシー:交響詩《海》
- 阿部加奈子:風の睦(むつ)び~オルガンとオーケストラのための3章~ (世界初演)
- サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」
  • - 料金:
- S席 7,000円
- A席 5,000円
- 大学生・障がい者 4,000円
- 高校生以下 3,500円
- 小学生~18歳以下は無料(要申込)
  • - 申込: 横浜みなとみらいホールチケットセンター (045-682-2000)

横浜みなとみらいホールは横浜の音楽シーンの中心として、新たな感動を提供する場となります。この機会にぜひ、音楽の魅力に触れてみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 横浜みなとみらいホール 阿部加奈子 パイプオルガン

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。