桃山大の観光企画
2025-12-10 15:34:39

桃山学院大学生が考える新たな訪日観光の魅力向上法

桃山学院大学生が考える新たな訪日観光の魅力向上法



桃山学院大学の経営学部、辻本ゼミの学生たちは、株式会社サイバーエージェントと株式会社インバウンドホールディングスと共同で、訪日観光客向けサービス「SPOT JAPAN」の利用拡大を目指すプロモーション企画を発表しました。この取り組みは、2024年の訪日外国人観光客数が過去最高となることを見越し、両社が持つ強みを生かした新しい観光体験の提供を目的としています。

訪日観光客のニーズと「SPOT JAPAN」



2024年には、関西万博も控え、訪日観光市場がますます活性化する中で、インバウンドホールディングスは、「SPOT JAPAN」を通じて、観光客にとっての多言語コンシェルジュサービスを提供しています。このサービスは、宿泊したホテルや民泊でQRコードを読み取ることで、近隣のレストランやアクティビティ情報にアクセスできるという便利さが特徴です。

一方、サイバーエージェントは、デジタルマーケティングでの豊富な実績を持ち、消費者の行動データや心理に基づいたプロモーション戦略を展開しています。両社が協力することで、訪日観光客に対する情報提供の質を向上させ、より魅力的な旅行体験の実現を目指しています。

学生たちの企画発表会



11月28日、桃山学院大学の経営学部において、学生による「SPOT JAPAN」の利用拡大を狙ったプロモーション企画の発表会が開かれました。参加したのは、経営学部の3年生から成る3つのチームです。発表会では、空港での接点を設けたり、行動データを活用した導線設計、体験型プロモーションといった多様なアイデアが飛び出しました。

中でも最優秀賞を受賞したチームは、中国の家族層をターゲットにした企画を提案し、訪日外国人が自然に「SPOT JAPAN」に接触できる仕組みを構築しました。審査員である両社の社員からは、学生たちの新鮮な視点に寄せられた驚きや、質の高い資料への評価が寄せられました。このような大学発の取り組みが、観光サービスの新たな展開につながる可能性を示唆しています。

今後の展開と「SPOT JAPAN」の変革



インバウンドホールディングスの代表取締役である坂本正樹さんは、新たな「SPOT JAPAN」を来スプリングにリニューアルする予定だと語ります。新バージョンでは、さらに多機能化され、訪日観光客がより易しく利用できる情報提供がなされるとのこと。また、国内の事業者に対しても新たな集客機会を創出する方針が示されています。

桃山学院大学の学生たちからの提案は、今後のサービス改善や認知拡大において積極的に取り入れるとのことで、両社間の協業は今後の観光産業にとっても期待される状況です。

大学と企業の連携による新しい観光体験



桃山学院大学は1884年に設立された教育機関であり、実践的な学びを重視しています。地域連携や国際体験プログラムが充実しており、学生たちが実際のビジネスプロセスに関与できる機会を提供しています。このような取り組みが、新しい視点とはっきりとした意見を観光業界に持ち込むことで、将来的なビジネスシーンを変えていく可能性を秘めています。

「SPOT JAPAN」は、訪日観光を新しく豊かなものにするための重要なステップであり、桃山学院大学の学生たちがそれを支えることで、地元の魅力がより広く発信されることが期待されます。未来の観光業を担う人材が育まれる環境が、このような活動から生まれていくことでしょう。


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