東京都千代田区の衆議院第二議員会館で、2025年2月28日(金)にバリアフリー映画上映会「僕とオトウト」が開催されます。このイベントは、障害の有無にかかわらずすべての人々が文化芸術を楽しめる社会の実現を目指す一環として、NPO法人DPI日本会議とアクセプションズの共催によって実施されます。イベントは15時から18時まで行われ、定員は50~60名、参加費は無料です。
映画「僕とオトウト」とは?
映画「僕とオトウト」は、若き映像作家、髙木佑透監督による感動的な家族ドラマです。特に重度の知的障害を持つ弟・壮真と、その兄の関係を描いたこの作品は、兄が弟の理解を深めようとする過程を追っています。幼少期から弟を守り続けてきた兄は、弟が成長して親の手に負えなくなった今、将来の世話を自分がしなければならないのではないかと自問自答します。兄はカメラを通して弟との関係を再構築しようとしますが、その中で思わぬ出来事が起こります。果たして兄弟の間にどのようなコミュニケーションが成立するのか、彼らの成長の過程を描いた作品は、観る者に深い感動を与えることでしょう。
番組の流れ
イベントのプログラムは、15時の開会挨拶から始まり、15時15分には映画の上映が行われます。上映時間は約48分で、16時5分からは15分間の休憩を挟み、16時20分からはトークセッションが予定されています。このセッションには、髙木佑透監督、藤木和子弁護士、古市理代アクセプションズ理事長、さらには障害当事者も参加予定で、彼らの体験や視点を交えた議論が繰り広げられるでしょう。コーディネーターはDPI日本会議の崔栄繁議長補佐が務めます。
情報保障とインクルーシブな環境
本イベントの特長として、手話通訳、PC要約筆記、点字資料など多様な情報保障が充実しています。これにより、障害の有無にかかわらず、すべての参加者が映画を楽しめるインクルーシブな環境が確保されています。映画を通して多様性を考える良い機会となるでしょう。
参加申し込み方法
参加を希望される方は、DPI日本会議の公式ウェブサイトから申し込みが可能です。また、申し込みフォームも用意されていますので、奮ってご参加ください。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。詳細な情報はチラシ(PDF)での確認もできます。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、NPO法人DPI日本会議の岡部、笠柳までお電話(03-5282-3730)またはメール(office★dpi-japan.org ※★を@に変更)でお気軽にどうぞ。