2025年11月5日、加古川市に位置する加古川エルザ動物医療センターが、兵庫県で初めての「AAHA(全米動物病院協会)認定」を取得しました。この認定は、動物医療の国際基準を満たした病院に与えられるものであり、約900項目の厳しい基準をクリアしなければなりません。実際、北米では認定を得ている病院が約15%にとどまる中、日本ではその数がわずか1%未満となっています。
AAHA認定とは
AAHA認定は、動物医療の質や安全性、組織運営、顧客サービスなど、20分野・900項目の基準を満たす病院のみに付与される国際的な評価制度です。加古川エルザ動物医療センターのような地方病院がこの認定を取得したことは、地域にとって大きな意義を持ちます。これによって、加古川エリアの動物たちに質の高い医療が提供されることが期待されます。
認定取得までの取り組み
当院は2022年の開院以来、診療の質向上のみならず、快適な待合室や診察室、そして丁寧な顧客サービスに力を入れてきました。認定審査を受けるにあたっては、麻酔・疼痛管理や顧客サービスなど、全20セクションにわたる厳しい評価がなされました。これに対応するために施設の整備や、安全性の確保にも力を入れてきました。
今後の展望
今回のAAHA認定取得は決してゴールではなく、新たなスタートに過ぎません。2年後には初回更新審査が控えており、継続的な品質向上が求められます。センター長の佐伯俊樹は、「この認定を励みにして動物たちの幸せを第一に考え、安全な診療環境を提供していく」と意気込みを語っています。また、法人全体としての品質向上にも寄与し、地域における獣医療の向上を目指しています。
加古川エルザ動物医療センターについて
加古川エルザ動物医療センターは、加古川市加古川町北在家506に位置し、総合診療科や整形外科、眼科、皮膚科、消化器科、腫瘍科、循環器科、画像診断科、行動科、リハビリ科など、幅広い診療が可能です。動物の幸せを第一に考えるスタッフが集まり、信頼できる医療を提供しています。
JPACについて
株式会社Japan Animal Care Holdings(JPAC)は、全国の動物病院および関連サービスを支援する企業グループです。動物医療の質向上やスタッフ教育、経営支援などを通じて、動物と人が共に幸せに暮らせる社会の実現を目指しています。
このように加古川エルザ動物医療センターは、地域に新しい風を吹き込む存在として、今後のさらなる発展が期待されます。