布製電照看板「LUFAS®」が大島愛作品を展示
東日印刷株式会社とそのグループ企業の株式会社トライが手掛ける「LUFAS®(ルーファス)」という布製電照看板が、岡山県瀬戸内市立美術館で開催されている画家・大島愛さんの個展にて採用されました。LUFASはペットボトルを100%リサイクルした布を用いており、その環境配慮型の特性と美しい仕上がりが多くの美術作品に利用されています。
大島愛さんは岡山県倉敷市の出身で、地域に根ざした人物を題材とした絵画を制作しています。彼女は2019年に「I氏賞奨励賞」を受賞するなど、その才能が広く認められています。今回の個展は「Historical studies」というテーマで行われ、様々な技法による約40点の作品が展示されています。
個展の内容
個展では、木炭画や油彩画、ビデオインスタレーションなど、多様なメディアを通じて、紙幣になった著名人物やハンセン病に関連したテーマが扱われています。特にLUFASが使用された作品は、114.3cmの高さに81.4cmの幅を持つコラージュで、何枚もの写真を重ねた構成が特徴です。この作品は特許機構のフレームに取り付けられ、LEDで内照されており、非常に印象的なビジュアルを提供しています。
大島さんは以前、海外製の布とフレームでこの作品を制作したものの、仕上がりに問題がありました。しかし、LUFASを採用することで、印刷品質が高く、布の質感も保たれているため、満足のいく仕上がりになったと語っています。「小さな案件にも丁寧に対応していただき感謝しています」と彼女が述べる通り、LUFASはその特色を生かし、多様なアートの表現を支えています。
LUFAS®の特徴
LUFASは、日本唯一のエコマークを取得したファブリック・サイネージです。国際特許を持つ展張構造により、誰でも手軽に布を張ることができ、看板の初期費用だけでなく、取り付けや取り替えのコストも大幅に削減します。また、その美しさから、2019年度のグッドデザイン・ベスト100にも選定されています。
今後、LUFASは自治体や企業からの高い関心を集め続けると考えられています。含まれる素材のリサイクル率やCO2排出量の削減は、環境への配慮を必要とする現代社会において、大変重要なファクターです。現在、フレームをつける際には、同サイズのアクリル板に比べて製造時のCO2排出量を95%削減することが可能です。布はペットボトル100%リサイクル、フレームも再生アルミを50%以上使用していることから、持続可能な社会に貢献しています。
個展情報
- - 会期: 2025年10月13日(月・祝)まで
- - 時間: 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- - 場所: 瀬戸内市立美術館4階展示室(岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4911)
- - 料金: 一般(高校生以上)500円、20名以上の団体または65歳以上の方400円、中学生以下無料
この機会にぜひ、LUFASを活用した大島愛さんの作品をご覧にいらしてください。新たなアートの可能性を発見できる貴重な体験が待っています。