東京建物の海外進出
2025-12-01 15:23:53

東京建物がオーストラリアの賃貸住宅開発に初参画!499戸のマンションが誕生

東京建物がオーストラリアで賃貸住宅開発へ



東京建物株式会社は、オーストラリアのメルボルンで賃貸住宅のプロジェクト「899Collins Street」に参画することを発表しました。これは同社にとって初の試みであり、オーストラリアにおける賃貸住宅開発のスタートとなります。共同事業者には、オーストラリアの不動産大手Lendlease Corporation Limitedや日鉄興和不動産株式会社が名を連ねています。プロジェクトは2024年10月に着工予定で、2027年1月の竣工を目指します。

900戸近くの新しい住まい



「899Collins Street」のプロジェクトは、メルボルンの中心業務地区から1km西にあるDocklands地区に位置し、499戸を持つ地上24階建ての賃貸住宅を開発します。この周辺エリアは今後の発展が見込まれ、オフィスビルや商業施設が集積しており、多くの人々が集まる魅力的な地域です。

増加する賃貸住宅のニーズ



現在、オーストラリア全体では人口増加が続いていますが、特にメルボルンでは海外からの移住者が多く、分譲住宅よりも経済的な負担が少ない賃貸住宅の需要が急速に高まっています。そのため、東京建物は高品質で快適な賃貸住宅を提供することで、これらの社会的課題に応えることを目指しています。

海外事業としての戦略



東京建物は2025年から2027年度の中期経営計画においても1,100億円の投資を見込んでおり、特に海外事業の拡大を重要な戦略の一つと位置付けています。オーストラリアではこれまでにダウンサイザー向けの分譲住宅や、EC市場の発展に伴う区分分譲倉庫の開発にも取り組んでおり、現地のパートナーと協力して今後の事業機会を探っていく方針です。

プロジェクトの詳細



899Collins Streetの新しい住宅は、総敷地面積約3,394㎡、延床面積約57,800㎡と規模も大きく、住戸専有面積は約35㎡から約120㎡を予定しています。共用施設としてはプールやジムが整備され、高い住環境が提供される予定です。

共同事業者について



このプロジェクトの主要な共同事業者であるLendlease Corporation Limitedは、1958年設立のオーストラリアの不動産大手で、世界中で都市開発に従事しています。これにより、グローバルに展開する事業の中で東京建物も重要な役割を果たすことが期待されています。

この新しいプロジェクトは、東京建物にとっての一歩であり、オーストラリアの不動産市場における新たな挑戦と位置付けられています。今後の進展が非常に楽しみです。


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