新たに開発されたオンライン診療向けビデオチャットモジュール
医療 DX ソリューションを展開する株式会社スマートゲート(東京都港区)は、オンライン診療の仕組みを新たに進化させるビデオチャットモジュールを開発しました。このモジュールは、2025年6月より、同社が提供するオンライン診療システム「SmartCure(スマートキュア)」および見守りシステム「WearSafe(ウェアセーフ)」に順次搭載される予定です。
従来の課題を解決
従来の「SmartCure」では、医療機関のニーズに合わせて、Cisco WebexやZoomなど複数のビデオチャットサービスが選択できました。しかし、多くの医師が在籍する病院では、医師1人ひとりにライセンスを取得する必要があり、特に利用頻度の低い医師にとってはコストが負担となっていました。このようなライセンス費用の存在が、オンライン診療の普及を妨げる要因となっていたのです。
新しいモジュールの魅力
このたび開発された新しいビデオチャットモジュールは、WebRTC規格に準拠したもので、特別なアプリのインストールなしに、Webブラウザから直接接続することが可能です。利用者は1対1から最大10名まで同時に接続できるため、主治医や専門医、カウンセラー、さらには家族が多拠点から同席しての診療が実現します。この機能により、オンライン診療の質が飛躍的に向上すると期待されているのです。
さらに、背景モザイク機能により患者のプライバシーが一定程度守られ、録画機能により診療記録のエビデンスも確保できます。2025年秋には、要約機能を有するAIアプリとの統合が進む予定で、より便利で効率的な診療が可能となります。
提供開始と価格
新モジュールは、2025年6月からスマートキュアを採用するクリニックや病院向けにアップデートが始まり、ウェアセーフへの拡張も同年度中に予定されています。本モジュールの利用にかかるコストは、クリニックでは月額1,000円、病院では2,000円と非常にリーズナブルです。このように、医療機関が手軽にDX化を進めることが可能になるのです。
お問い合わせ情報
興味がある方は、株式会社スマートゲートのホームページやお問い合わせフォームから詳細情報を取得できます。また、広報担当へのメールでの問い合わせも受け付けています。
まとめ
この新しいビデオチャットモジュールは、オンライン診療分野における医療従事者や患者の体験を大幅に向上させると同時に、診療の効率化をもたらすことが予想されます。デジタル技術の導入が進む中で、スマートゲートの取り組みは医療現場に新たな風をもたらすことでしょう。