株式会社汐留メディクス、育児支援の新たな一歩
株式会社汐留メディクスは、2025年4月から従業員向けにベビーシッター利用割引券「FKBS券」を導入します。この新たな福利厚生は、育児と勤務の両立を支援し、働きやすさを向上させることを目的としています。企業に求められる育児支援策の強化に応える取り組みとして注目されています。
背景にある課題
2025年に施行される育児・介護休業法の改正は、企業にとって育児支援策の強化を求めるものでした。しかし、日本のベビーシッター利用率は低く、その障壁には主に高い費用と心理的なハードルが存在します。調査によると、実際にベビーシッターを利用した親はわずか4.7%しかおらず、およそ52%の親が利用に対して抵抗感を抱いていることが明らかになりました。
従業員からの声
以前は、当社が導入していたタイムチャージ制のベビーシッター利用補助制度では、就業時間中の利用に限定されていました。しかし、従業員からは就業時間外に育児支援を求める声が多く寄せられるようになり、特に産休や育休後の復職を果たした従業員にとって、柔軟な支援の必要性が叫ばれていました。
FKBS券の導入
このような背景を受けて、汐留メディクスは「Fluffyket」と提携し、就業時間外でも利用可能な「FKBS券」を新たに導入することを決定しました。この券を使うことで、従業員は1日最大13,200円の割引を受けられます。具体的には、3時間以上の利用で4,400円分、4時間以上で5,500円分、6時間以上の場合には6,600円分が補助されます。従業員は、この電子クーポンを必要に応じて使用できるため、育児と仕事の両立をより自由に行える環境が提供されます。
従業員の反響
FKBS券の導入後、多くの従業員からは「就業時間外にも利用できるのは嬉しい」「割引のおかげでベビーシッターの利用が気軽にできるようになった」といった前向きな声が寄せられています。これらの意見から、この券が育児と仕事の両立を支援する大きな手段になることが期待されています。
柔軟な働き方啓発プロジェクトへの参加
さらに、汐留メディクスは、株式会社FluffyKetが提唱する「柔軟な働き方啓発プロジェクト」にも協賛企業として参加しています。このプロジェクトは、子育てと仕事の両立を目指す社会を実現するために、民間企業同士が協力して柔軟な働き方の普及へと進めていくものです。詳しい情報は、
こちらを参照ください。
プロジェクトでは、俳優の水野美紀さんが参加し、シンガーソングライターの瀬川あやかさんが歌う公式プロモーションソング「バイバイ、またね。」のPV動画も公開されています。興味がある方は、
こちらのリンクもチェックしてみてください。
今後の展望
汐留メディクスは、今後も従業員の多様な働き方を支援する施策を積極的に導入し、医療・サービス業界における働き方改革のモデル企業を目指して邁進していきます。育児と仕事という二つの側面を両立させる、より良い社内環境の構築に向け、これからも力を継続して注いでいきます。