AIが切り拓く新しい医療のカタチ
医療業界は今、急速にデジタル化が進んでいます。その中でも、AIを使用した業務効率化が注目を集めています。株式会社ispecが発表した『MedAI Safe(メドエーアイ・セーフ)』は、その一環として医療現場のインシデント管理を支援します。今回は、この新たなシステムの特徴と導入メリット、そして医療機関への導入募集について詳しく見ていきましょう。
MedAI Safeの特徴
効率的なインシデント管理
『MedAI Safe』は、医療現場におけるインシデント管理業務を大幅に効率化します。AIの力を借りることで、担当者や管理者の心理的・時間的な負荷が大きく軽減されるのです。特に、先行版ではインシデントレポートの作成やレビューに必要な基本機能が組み込まれており、煩雑な業務をサポートします。
主な機能
1.
入力支援機能: ユーザーがメモ感覚で気軽に記録を始められるように、柔軟な入力形式と下書き保存が可能です。さらに、AIが必要な項目を自動的に補完・誘導することで、報告作成の作業を効率化します。
2.
構造化・補完機能: ユーザーが入力した内容に基づいて、AIが情報を整理し、自動で分類やタグ付けを行います。必要な情報が足りない場合、AIが質問を投げかけ、不足情報を補完することが可能です。
3.
可視化・改善支援機能: AIが時系列図や分析図を自動生成し、報告内容が視覚的に理解しやすくなるようサポートします。これにより、医療従事者の心理的負担が軽減され、より建設的な対話を促進します。
導入による効果
- - 報告件数の向上: AIが報告者の思考を助けることで、これまで難しかった報告作業がスムーズに行えるようになり、報告件数の増加が期待できます。
- - 心理的安全性の向上: AIが分かりやすい形式でレポートを作成するため、リスクマネージャーによる修正が必要なケースが減少し、心理的負担が軽減されます。
- - 作業時間の短縮: AIを活用することで、年間2500件のレポート作成業務が削減され、月々の作業時間が300時間から90時間に短縮される試算があります。
今後の展開
『MedAI Safe』は今後、医療安全管理プロセスを支援する機能を追加していく予定です。インシデント管理だけでなく、業務や組織の改善を促すための機能も開発されています。具体的には、AIによる集計・分析機能や、マニュアル更新を効率化する機能が整備される予定です。
無料デモと導入募集のご案内
現在、『MedAI Safe』の無料デモが提供されており、実際の医療現場での効果を体感できる機会があります。実施を希望される医療機関は、公式サイトからお気軽にお問い合わせください。また、先行版の導入に協力していただける医療機関も募集しています。現場でのご意見を反映しながら、共に素晴らしい医療の未来を創り上げていくパートナーを待っています。
お問い合わせ情報
詳しい情報や導入申込は、株式会社ispecの公式サイトでご確認ください。医療現場の進化に向けて、私たちとともに新たな一歩を踏み出しましょう。
公式サイト:
ispec.tech
製品サイト:
MedAI Safe