GO株式会社、マネーフォワードのクラウドプロダクトを導入し成長支援を強化

GO株式会社がマネーフォワードのクラウドプロダクトを導入

タクシーアプリ『GO』を展開するGO株式会社が、マネーフォワードの複数のクラウドプロダクトを導入したことが発表されました。具体的には、『マネーフォワードクラウド会計Plus』をはじめとするさまざまなプロダクトが含まれています。これにより、GOグループの中長期的な成長を支援するための基盤が整うことになります。

導入の背景

GO株式会社が提供するモビリティ関連事業は、M&Aや会社の分割を通じて多様な業態に発展しています。この成長に伴い、グループ全体のガバナンスを強化することと、各子会社が迅速に事業を進められる体制を整えることが重要となりました。

特に、上場を視野に入れているGO株式会社には、ガバナンスの強化が急務です。少人数のチームで運営される子会社では、親会社の定めたルールや基幹システムが直接適用されることで、事業運営のスピードが落ちる危険性があるため、慎重なシステム選定が求められました。加えて、M&Aや会社分割の際に新たに会計システムを組み直す負担も大きく、迅速かつ正確に業務を遂行できる柔軟性のあるシステムが必要とされていました。

マネーフォワードクラウドの導入理由

GO株式会社は、複数の候補を精査し、最終的に『マネーフォワードクラウド』を導入する運びとなりました。その理由は、既に一部で使用されていた実績があり、使い方の熟知やAPIによる柔軟な連携が期待できるためです。特に、統制機能とカスタマイズの利便性が共存するこのシステムの特性が、管理面でも業務のスピードを損なわないという点で評価されています。

GO株式会社のコメント

GO株式会社の財務マネジメントグループからは、今回のシステム導入について以下のようなコメントが寄せられました。

「上場準備を進める子会社として、監査要件を満たしつつ自律的に運営できる会計基盤が不可欠でした。特に『マネーフォワードクラウド会計Plus』においては、統制と柔軟性を兼ね備えた点を高く評価しています。」

このように、M&Aや新たに設立された子会社にとって、厳密なマスタ設定を行わずともスムーズに取引を始められることは、業務の迅速化に大いに寄与しています。さらに、成長段階を重ねる中で、必要に応じてシステムを整備することができる点でも頼りにされています。

企業情報

GO株式会社は1977年に設立され、東京都港区に本社を置いています。タクシー事業者向けの配車システムなど、モビリティに関連するサービスを展開しており、成長を続ける一方で、効率性とガバナンスの強化に取り組んでいます。

一方、マネーフォワードは2012年に設立され、プラットフォームサービスを事業の中心に展開しています。今回の導入により、両社の相乗効果が期待され、さらなるビジネスの成長が見込まれます。