2025年3月8日から5月11日まで、東京・麻布台ヒルズ ギャラリーにて、俊才・松山智一の個展「松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP」が行われます。この展示は、松山の東京での初の大規模な個展であり、ニューヨークを拠点にしながら国際的に活動する彼の作品の魅力が集結します。
展示される作品の中で特に注目すべきは、二つの彫刻《Wheels of Fortune》と《Double Jeopardy》です。これらは、神道の象徴である鹿の角と鏡をイメージした車のホイールが組み合わさった作品で、金属の光沢感が印象的です。さらに、《All is Well Blue》では、能登半島の震災を受けた松山が表現した避難場所のコンセプトが感動を呼びます。千羽鶴のモチーフを取り入れたこの作品は、自然の威厳と脅威、そして人間のレジリエンスを象徴しています。