京都 清宗根付館での特別企画「時間を旅する根付」
京都の清宗根付館では、現代根付の魅力をじっくりと堪能できる特別企画展「時間を旅する根付」が開催中です。この展覧会では、根付を通じて異なる時代のストーリーや歴史の瞬間を体感することができます。
時間を旅する根付展の構成
この「時間を旅する根付」展は、過去と未来を行き来するタイムトラベラーのような根付作品たちが並び、訪れる人々を異世界へ誘います。根付はただの装飾品ではなく、日本の古典文学や現代のアニメ、マンガにも根ざした深い文化的意義があります。
日本最古の物語『竹取物語』や『浦島太郎』など、古から伝わるタイムトラベルの考え方に触発された作品がここに集まっています。たとえば、太古の恐竜の姿や江戸時代の武将、平安時代の恋物語など、時間を超えた物語が根付に込められています。
展示される立役者たち
1.
時の欠片(かけら)
作者:和地 一風
大きさ:高4.4cm
素材:象牙
- 春、夏、秋、冬のそれぞれの季節を一人の女性の人生に重ねた根付。夏を表現した「夏の少女時代」は情熱的で開放的な魅力を持っています。
2.
おひるね
作者:髙山 明惠
大きさ:高2.0cm
素材:象牙
- 邯鄲の夢をテーマにした作品で、夢の中で婦人と猫が時空を超えて旅をしています。
3.
蘇る化石
作者:向田 陽佳
大きさ:高3.7cm
素材:黒柿・水牛角
- 黒柿の美しい色合いを活かし、化石と目覚めた恐竜が対比されています。
4.
メドゥーサvs.ペルセウス
作者:森 哲郎
大きさ:高3.7cm
素材:象牙
- 神話の戦いを根付で表現した作品。目を合わせれば石になるという運命がテーマです。
5.
三賢者
作者:及川 空観
大きさ:高4.4cm
素材:象牙・べっ甲
- 猿が未来を予見する姿がユニークで、見る者にメッセージを届けます。
京都 清宗根付館について
京都 清宗根付館は、日本の伝統文化を継承するために設立された唯一の根付専門美術館です。設立者である木下宗昭氏の理念のもと、根付を通じて新たな挑戦と絆を育む活動を展開しています。2007年の開館以来、地域の人々との交流を大切にしながら、約400点の現代根付を常設展示し、訪れる人々に日本文化の深さを伝えています。
アクセス情報
京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1
清宗根付館の公式サイト
根付を巡る時間旅行にぜひ訪れて、過去の歴史と未来の可能性を感じてみてはいかがでしょうか。展示作品によって、普段とは違った視点で時代を眺める素敵な体験ができることでしょう。