接客力を変革する新サービス『Retune Lab』
2026年5月1日、株式会社インター・ベルは新たな接客AIコーチング・プラットフォーム『Retune Lab(リチューンラボ)』の正式リリースを発表しました。このサービスは、販売員の接客力を科学的に向上させるための革新的な取り組みです。独自に開発された接客可視化ツール「JAN8 CS」を基盤として、生成AIの力を借りて、各販売員に個別コーチングを行います。
サービスの特徴
『Retune Lab』は、「記録→分析→コーチング」の3つのプロセスで構成され、販売員の成長を支援します。具体的な機能として、以下の3つがあります。
1.
Retuneコーチ:AIコーチとの対話を通して、販売力向上の進捗を確認できます。
2.
入力機能:販売の際に発生した「買っていただけなかった」情報も記録できるユニークな仕組み。60秒の選択式フォームを介して、すき間時間でも簡単に思い出すことができ、リアルタイムで接客データを蓄積します。
3.
シェアラボ:同じ業種やカテゴリの仲間たちと接客について気軽に意見交換できるチャットルームがあり、仲間とのコミュニケーションを促進します。
成長を可視化する理由
接客力向上のためには、間違いや未熟な部分を繰り返し振り返ることが重要です。従来方式では、正確に数値化されないことが多く、振り返りが不足していました。そのため、『Retune Lab』では「できなかった接客」にも注目し、このデータを解析することで、販売員の成長を促進します。
また、全ユーザーのデータが一つのデータベースに蓄積され、接客や販売における専門性が持続的に向上していく仕組みとなっています。一般的なLLM(汎用AI)とは異なり、独自のデータと開発チームの知見を反映させた「接客特化型AI」の設計が図られています。
個々に合ったコーチング
ユーザーは、自分のパーソナリティや性別、好みの話し方に基づいて、最適なAIコーチを選択可能です。これによって、より親しみやすく、深い対話が実現され、成長を引き出す環境が整います。
開発の背景と展望
小売やアパレル業界では、販売員の接客力が売上に直結する重大な要素として認識されていますが、従来の教育手法の多くは、ベテランの経験則に依存しているのが現実でした。これを受けて、インター・ベルは「売れない接客を可視化する」ツールとして『JAN8 CS』を開発し、接客の質をデータで評価する試みを進めてきました。この実績をベースに、『Retune Lab』の開発がスタートしました。
導入の結果、あるスポーツブランドでは達成率62%から94%へ改善し、ファッションブランドでも月商が190万円から370万円に倍増するなど、明確な成果が出ています。今後は、2026年秋からの外販を見据え、より多くの企業への導入を目指していきます。
未来の展望
『Retune Lab』は、2026年秋の外販開始から、2027年には他業種への横断展開を計画しており、最終的に2028年には契約者が1000名を超えることを目指します。特に、化粧品や飲食、不動産など、多岐にわたる業界への普及を視野に入れています。
「販売員がその人らしく接客できること」を重視しながら、AIの進化を融合した新しいコーチングシステムが、現場での接客力向上に貢献することでしょう。今後の『Retune Lab』に期待が高まります。