アルファ米の製造端材が生まれ変わる!
2026年2月10日、東京都で開催された『第1回サステナブルガストロノミーアワード』発表会で、尾西食品が手がける新たな取り組みが注目を集めました。非常食として知られるアルファ米の製造過程で発生する端材を利用し、アップサイクルビールが初めて公開されたのです。このプロジェクトは、東京都のスタートアップ支援施策「TIB CATAPULT」の一環であり、特に環境への配慮が求められる現代において、持続可能な食文化の実現を目指しています。
アワードが目指す未来
このアワードは、持続可能な食や農に関する企業や団体を表彰するもので、「フードの日」に開催されました。主催は、SA&Fクラスター(代表事業者:一般社団法人AgVenture Lab)で、東京都環境局が後援しています。この日、多くの企業とスタートアップの共創成果が発表され、持続可能な食文化の重要性が再認識されました。
アップサイクルビールの誕生
尾西食品は、アルファ米の製造過程であふれる端材をビール醸造の原料として提供しました。毎日約100kgの端材が生じる中で、その一部を麦芽の代替として利用。アルファ米は乾燥させた米を加工する際に、澱粉質に富む端材が発生します。これらは、発酵原料としての機能が確認され、新たなビール「RICE ALE(ライスエール)」が誕生しました。この取り組みは、単なる一時的な試みではなく、継続的なアップサイクルモデルの構築を見据えたものです。
尾西食品の信念
尾西食品の取締役営業本部長、栗田雅彦は「端材はある一定量いじらざるを得ない存在です。その中の一部をこうして新たな価値として顧客に届けられることは、非常に意味のあることです。」と語ります。このビール企画は、単なる収益を追求するものではなく、廃棄物を削減し、持続可能な資源活用の一環として位置付けられています。非常食メーカーとしての役割を再定義しつつ、平時と非常時の食文化の連続性を模索する姿勢が伺えます。
商品概要と販売情報
このアップサイクルビール「RICE ALE」の概要は次の通りです:
- - 品目:ビール
- - 内容量:350ml
- - 賞味期限:常温240日(約8か月)
- - 販売開始:2026年3月
- - 販売場所:成城石井の一部店舗にて先行発売
- - 販売会社:株式会社Beer the First
尾西食品とは
尾西食品は、防災に強い長期保存食を製造・販売する企業で、代表取締役社長の市川伸介が発信する持続可能な未来への取り組みが、地域社会に求められる責務であることを認識しています。公式サイトも要チェックです。
尾西食品公式サイト
今回はアップサイクルによる新たな価値創造を通じて、食のサステナビリティに一歩踏み出した尾西食品の姿勢を紹介しました。アップサイクルビールが、より多くの人々に受け入れられることを期待しています!