大西順子、待望のソロピアノアルバムを発表
ジャズピアニストの大西順子が、2026年3月4日(水)にキャリア初のソロピアノアルバム『American Classics』をリリースすることが決まりました。これまでトリオやカルテット、セクステットなど多様な編成で独自のジャズスタイルを確立してきた大西順子ですが、今作はその全てが凝縮された1枚となっています。
ソロピアノでの新たな挑戦
1993年のデビュー以来、彼女は常に進化を続けてきました。前作『Grand Voyage』から約4年2ヶ月を経て登場する本作は、現代のジャズピアノの在り方を再定義する作品として位置付けられています。大西が敬愛するジャズ界の先駆者たち、ジェリ・アレンやデューク・エリントンの楽曲、さらにはエラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイの名曲を取り入れています。
今回のアルバムには全9曲が収録され、コンサートホールでのライブ録音によって、臨場感溢れる演奏が楽しめます。また、メドレーを含む選曲は、ジャズの歴史を息づかせる多彩な楽曲で構成されています。
リリース形態と特別収録
『American Classics』は、CDに加え、2種類のLPレコードでも発売される予定です。特に注目はLPに限定収録されるメドレー「Memories of You / Lover Come Back to Me / Stardust」と、もう1つのLP『American Classics Deep Cuts』に収録される「Almost Like Me」。これらの特別収録は、コレクターズアイテムとしても価値があります。
アルバムの詳細
- - タイトル: American Classics
- - 発売日: 2026年3月4日(水)
- - 価格:
- CD: 3,300円(税込)
- LP: 5,500円(税込)
- American Classics Deep Cuts (LP): 5,500円(税込)
主な販売店としては、ディスクユニオン、タワーレコード、HMV、Amazonなどがあります。
コンサート情報
大西順子はアルバム発売に合わせ、2026年3月3日には早稲田の大隈講堂で行われる「Women in Jazz Festival」に出演予定です。その後も東京や福岡、兵庫などでソロ演奏やトリオ公演を行う予定です。詳しい日程については公演のウェブサイトを確認してください。
大西順子のプロフィール
大西順子は1967年に京都で生まれ、1989年にバークリー音楽大学を卒業後、ニューヨークを拠点に活動を開始。彼女の実力はベティ・カーターやジョー・ヘンダーソンといった伝説のミュージシャンとの共演からも明らかで、93年にはデビューアルバム『WOW』をリリースして以来、数々の名曲を世に送り続けています。ジャズシーンにおける彼女の存在感はますます増すばかりです。
まとめ
ジャズファンの方々にとって、大西順子による心温まる新たなソロ作品『American Classics』は、聴き逃せないリリースとなるでしょう。今後の活動にもぜひ注目してください。