シングルスのランチ事情、その変化に迫る
最近の調査結果によれば、シングルスの平日昼食時に持参する弁当、いわゆる「マイ弁当」が急増しています。株式会社ライフスケープマーケティングの報告によると、2010年度の持参率8.9%から、2025年度には15.0%にまで上昇。シングルス生活者のランチスタイルに新たな潮流が見えてきたのです。
男性シングルスの変化
特に注目したいのは、これまで外食を重視していた男性シングルスの間でも「マイ弁当」の興味が高まっている点です。それまでの弁当持参率は、男性で2.5倍増加し、彼らのランチスタイルにも明らかな構造変化が現れてきました。物価の上昇に伴う節約志向や、健康を意識する風潮が、外食から自炊、そして弁当を持参する流れを生み出しているのです。
コロナ禍の影響
この変化の背景には、コロナ禍による自炊機会の増加があります。テレワークやリモートワークの普及も、生活者の意識や料理スキルの向上に寄与し、一時的に始めた自炊が定着。今では、シングルスの昼食は「買うもの」から「自分で用意するもの」にシフトしつつあります。10年前と比べて、「マイ弁当」文化は確実に浸透しています。
平日昼食の食事状況
データを詳しく見ると、シングルスの平日の昼食状況は変化に富んでいます。2010年度には、男性の67.8%が外食を選んでいたのに対し、コロナ禍の2020年度にはその数値が50%を下回りました。2025年度には内食の割合が減少し、日々の弁当持参が主流化した様子が伺えます。特に女性は早くから弁当持参を支持し、外食ではなく、自分自身の好きなものを持参するスタイルに回帰しているのが分かります。
シンプルなマイ弁当の中身
着目すべきは、弁当の中身についてです。2025年度のデータによると、男性の弁当の82.6%は1品または2品を含むシンプルなもので、特に手作りのご飯やおにぎりといったメニューが人気です。女性も同様に、品数が少ない弁当を持参する傾向が強まっています。
このように、持参する弁当はよりシンプル化が進み、コストパフォーマンスや時短を重視したスタイルが主流になりつつあります。弁当は「手間」ではなく、自分の好みに合わせて選ぶ手段としての位置を確立しています。
まとめ
シングルスの間で広がりを見せる「シンプル弁当」は、節約や健康、影響力あるトレンドとして、今後も定着が予想されます。コロナ禍による新しい生活様式の中で、このトレンドは一過性のものに留まらず、持続可能なライフスタイルの一部として根付くことでしょう。