双日が8回目の選定
2025-03-24 16:12:26

双日が「なでしこ銘柄」に8回目の選定、女性活躍を推進する企業へ

双日が「なでしこ銘柄」に8回目の選定



双日株式会社(以下「双日」)が、経済産業省と東京証券取引所が共催する令和6年度の「なでしこ銘柄」に8回目となる選定を受けました。この選定は、女性の活躍を推進している優れた上場企業が評価されるもので、本年度のポイントは、社員に対する「キャリア形成支援」の一貫性や「共働き・共育てを実現するための両立支援」にあります。

ダイバーシティを競争力に



双日は、2030年に向けたビジョンとして「事業や人材を創造し続ける総合商社」を掲げています。その中で、「多様性を競争力に」というテーマが重要視されており、全社員一人ひとりの特性や能力を最大限に生かす取り組みがなされています。中期経営計画2026では、女性の活躍を戦略の中核に位置付けており、今後の目標として、2030年代には男女の区別なく、全社員に占める女性比率を50%程度に引き上げるとしています。

女性採用の拡充


2016年度以降、双日は女性の新卒採用を推進してきた結果、20代の社員の半数が女性となっています。この流れを受けて、成長機会の提供やキャリア支援に注力し、女性の育成に向けた取り組みが進んでいます。

具体的な施策と新たな取り組み



2021年度からは「キャリアの早回し」として、若手社員をトレーニーとして国内外の事業会社に派遣するプログラムを導入しています。これにより、ライフイベントに左右されることなく、挑戦の機会が提供され、女性社員のキャリア形成に寄与しています。特に、管理職には高難度の経験が求められることから、駐在員や出向社員として育成が進められています。

女性取締役の選任



2024年度には、総合商社初となる女性社内取締役を選任し、これにより女性取締役の割合は36%に達しました。また、執行役員に占める女性の比率も18%に増加しています。このように、経営陣において多様性が進んでいることが、企業文化の変革にもつながっています。

女性活躍推進コミッティの設立



さらに、7月には「女性活躍推進コミッティ」を創設し、役員や管理職、社員が一体となって女性活躍を支援する取り組みがスタートしました。年6回の会議を通じて、女性の活躍を妨げる要因や具体的な施策が議論され、経営陣への提言も行われています。

両立支援制度の充実



双日は、共働き・共育てを支援するために様々な制度を整えています。2022年度から導入された男女共通の「産後育児休暇」は、取得率が100%に達し、男性の育休取得も増えています。また、ファミリーサポート休暇や、病児保育のためのベビーシッター費用の補助制度も拡充され、育児と仕事の両立をどのように行うかについての選択肢が多様化してきました。

未来に向けた展望



双日は今後も、多様な人材を活かし「個」の挑戦と成長を支援し続けることで、企業として持続的な価値創造を実現する考えです。また、女性活躍の推進を通じて、社会全体への貢献も果たしていくことを目指しています。こうした取り組みは、ただ企業の評価を高めるだけでなく、社会の中での女性の地位向上にも寄与することでしょう。


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