福岡市の内装工事会社とゲームセンターがM&Aを実施
福岡県福岡市に本社を置くZIPS create株式会社と、福岡県小郡市の株式会社ワイドレジャーが、M&Aを通じて新しいビジネスの形を模索することになりました。これにより、両社は異業種の持つ特性を活かし合い、相乗効果を生み出すことを目指しています。
M&Aの背景
ZIPS create株式会社は、代表の平島修氏が25年前に設立した内装工事業者です。同社は特に収益物件に強いリフォームやリノベーション事業に力を入れ、堅実な成長を続けてきました。しかし、平島氏は自社の成長が頭打ちになっていると感じるようになり、新たな成長の道を模索していました。
そんな中で出会ったのが、アミューズメント施設を展開する株式会社ワイドレジャーです。この会社は全国各地にゲームセンターを運営しその成功を収めています。両社は異業種でありながらも、相互に特性を活かし合うことで新たなビジネスチャンスを創出できると信じ、具体的なM&Aの検討が始まりました。
具体的なM&Aの進行
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社がこのM&Aの仲介を行いました。担当の清水真人氏は、企業の成長を促す人物として多くの実績を持ち、様々な業界でのM&A支援を行ってきました。彼のアドバイスの下、ZIPS createとワイドレジャーは具体的な行動に移りました。
平島氏がワイドレジャーの持つ丁寧な提案に触発され、次第に将来に対する期待感が高まったと言います。また、同社の事業特性を互いに活かせる可能性が高まっていることも決定的な要因でした。
シナジーの創出
M&Aの成約によって、両社は未来に向けて新たな挑戦を始めることになりました。内装技術とアミューズメント業界のノウハウを融合させることで、顧客に対して新しい価値を提供できる可能性が広がります。例えば、アミューズメント施設の内装面でのデザインをしたり、イベントスペースのプロデュースなど、多様なサービスが考えられます。
未来に向けた期待
M&Aを通じて両社はより高いレベルでの共同展開を目指しています。内装工事のノウハウとアミューズメント業界の独自のマーケットを結びつけることで、福岡県はもちろんのこと、他の地域においても新たな価値を生み出すことが期待されています。両社がどのような革新をもたらすのか、今後の展開が非常に楽しみです。
このM&Aを契機に、競争が激化する業界の中での生き残り戦略や新たな展開が続くことが考えられます。福岡の経済も、このような企業間の連携によって、更に活性化していくことでしょう。