香りの授業開催
2025-04-28 09:33:02

感性を育む新しい教育プログラム「香りの授業」が府中市で開催

香りと言葉の新しい出会い



2025年4月21日、広島県府中市の府中明郷学園で、SCENTMATIC株式会社が提供する感性教育プログラム「香りの授業」が開催されました。このプログラムは、嗅覚を新たな教具として活用し、自らの物語を創作する機会を児童に提供しました。参加したのは、同校の6年生24名です。

プログラムの背景



「香りの授業」は、従来の教育では触れられない嗅覚の可能性に光を当て、地域の香りを通じて故郷への愛着を深めるために設計されています。この試みは、2021年から全国の教育機関と連携し、多くの子どもたちに香りの教育の重要性を伝えてきました。今回の授業は、広島県の官民共創プロジェクト「ひろしまをつなげる30人」から生まれたチームとの共同開催によって実現しました。

参加企業には、オタフクソース株式会社やカルビー株式会社、西日本旅客鉄道株式会社などが名を連ね、地域資源の探求における新しいアプローチとして注目されています。

香りの授業の流れ



授業は、以下のような流れで進行しました。

1. 目を閉じて香りに集中する。
2. 香りから浮かんだイメージを自由に描写する。
3. そのイメージから好きな言葉を選んで物語を作成する。
4. 完成した物語を発表する。

この一連の流れを通じて、子どもたちは自らの想像力を発揮し、香りと共に独自の創作を楽しむことができました。

児童の反応



授業の後、参加した児童たちはそれぞれ自分の創作について語りました。「木の香りによって思い浮かんだのは雨あがりの情景や、秋の朝だった」という感想や、リスが蜜を分け合う物語を作ったという話もありました。香りを通じて得たイメージを色鮮やかに表現する姿はとても印象的でした。

東大との共同研究



セントマティックは、東京大学と共同で嗅覚が脳に与える影響について研究を重ねています。香りと言葉を同時に体験することで、脳の各領域が活性化されることが明らかになりつつあります。この研究には、香りを扱った教育プログラムの基盤が形成されています。

セントマティックについて



SCENTMATIC株式会社は、2019年に設立され、香りと言葉を通じた情緒的体験を提供することでビジネスを革新することを目指しています。香りのデジタライゼーションを進める彼らの取り組みには、今後も注目が集まります。

今回は香りを媒介にした教育がどのように感性を育むのかを体験する貴重な機会が提供されました。今後も「香りの授業」が全国に広がり、より多くの子どもたちが香りを通じて経験を深めていくことを期待しています。


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