東京建物グループ、新たな体験価値を創出
東京建物株式会社、株式会社読売広告社、株式会社プライムプレイスの3社は、新たな会社「WonderScape」を共同で設立し、都市空間に新たな価値をもたらす『空間メディア事業』を始めました。この事業は、特に大型デジタルサイネージや関連イベントを通じて、都市の魅力を高めることを目的としています。
WonderScapeの誕生の背景
新型コロナウイルスの影響を受け、リアル空間での体験価値が重視される中、デジタルサイネージはその活用方法として注目を集めています。これらのデジタルサイネージは、単なる広告の手段に留まらず、来街者に新たな体験を提供する重要な役割を果たしています。「WonderScape」は、「Scape(風景)」に「Wonder(驚き)」を加えることで、都市の景観を豊かにすることを目指しています。
新会社「WonderScape」について
大手町タワーを第一号案件として「WonderScape」は、全国の主要都市において大型デジタルサイネージの企画、開発、運営を行います。特に、東京建物が運営する大手町タワー内に設置された「大手町タワービジョン」という大型デジタルサイネージは、来街者に新たな情報と体験を提供する場所となることを目指しています。
このデジタルサイネージは、地下鉄「大手町」駅の連絡通路に隣接する広場「森のプラザ」と連動し、様々なプロモーションイベントの実施も計画されています。こうした取り組みによって、都市空間全体で情報発信を行い、訪れた人々の体験をさらに豊かにすることが期待されています。
空間メディア事業の内容
WonderScapeの主な事業内容は、次の通りです:
さまざまな公共スペースや企業の物件で、大型デジタルサイネージの設置を行い、それに連動した広告運営を実施します。
設置したデジタルサイネージを活用し、リアル空間での体験を通じて、効果的なプロモーションイベントを行います。
第一号案件「大手町タワー」
大手町タワーは、オフィス、ホテル、商業エリアからなる複合施設で、東京建物が一手に管理運営しています。この施設は、地下で接続された「森のプラザ」により、周辺のオフィスワーカーや地下鉄利用者が常に賑わう場所でもあります。新たに設置された「大手町タワービジョン」は、その巨大な300インチのスクリーンを通じて、訪れる人々に新鮮な情報を提供し、文化的な体験も同時に提供します。
これからの展望
WonderScapeは今後、全国の主要都市において東京建物グループが所有する物件に加え、他の企業が所有する物件にもデジタルサイネージを導入し、さらなる街の活性化を図ります。新たな「空間メディア事業」によって、都市空間に新たな価値を付加し、多くの人々に愛される街づくりに貢献していくことでしょう。
会社概要
- - 商号: WonderScape株式会社
- - 設立日: 2025年6月2日
- - 所在地: 東京都中央区八重洲一丁目4番16号東京建物八重洲ビル
- - 代表者: 神保 健(東京建物株式会社 取締役専務執行役員)
これからもWonderScapeの動向に注目し、都市に新たな息吹が吹き込まれる様子を楽しみにしましょう。