Osaka MetroとLuupが進める新たなマイクロモビリティの未来

Osaka MetroとLuupの資本業務提携

大阪市内の交通利便性を向上させるため、Osaka Metro（大阪市高速電気軌道株式会社）と株式会社Luupの2社が新たに資本業務提携契約を結びました。この提携では、Osaka Metroの全109駅周辺に「LUUPポート」と呼ばれるマイクロモビリティのステーションを拡充し、より便利な移動手段の提供を目指しています。

提携の背景と目的

Osaka MetroとLuupは、業務提携以前にも駅前や商業施設周辺にループポートを設置するなど、すでに協力関係を構築してきました。しかし今回の契約に至った背景には、両社が共通して持つ「誰もが自由に移動できる未来を実現したい」という思いがあるのです。この提携により、大阪市内のファースト・ラストワンマイルの移動手段が強化され、利便性が向上することが期待されています。

提携内容の詳細

この提携では、次のような主な施策が実施される予定です：
1. LUUPポートの設置拡大：Osaka Metro全109駅周辺にLUUPポートを設置し、電動キックボードや電動アシスト自転車を利用しやすくします。
2. アプリ連携による決済の簡素化：「e METRO」アプリを通じて、Luupが提供する移動手段の予約や決済が可能に。これにより、利用者は便利に移動手段を選択できるようになります。
3. 地域活性化への貢献：両社が協力することで、大阪市内の移動を活性化させ、賑わいのある街を作り出すことを目指します。

LUUPのサービス概要

Luupは、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供しています。特に、スマートフォンアプリを介して簡単に利用できる点が特徴です。基本料金は50円（税込）で、1分あたり20円（税込）の時間料金が課金されます。利用するためには、年齢確認と交通ルールテストに合格する必要があり、保険が適用される仕組みも整っています。

Osaka Metroのビジョン

Osaka Metroは、都市型MaaS（Mobility as a Service）構想「e METRO」を掲げ、様々な移動サービスをまとめたアプリを提供することで毎日の生活を便利にすることを目指しています。このアプリは、地下鉄の運行情報をはじめ、商業施設や観光地の情報も盛り込んでおり、利用者は快適に移動できる環境が整っています。