50歳以上女性が選ぶ!ライブに行きたいアーティストランキングの意外な結果
近年、50代以上の女性の音楽に対する情熱が改めて注目されています。「ハルメク 生きかた上手研究所」が実施した調査によると、50歳以上の女性が選ぶ「ライブに行きたいアーティスト」ランキングでトップ3に名を連ねたのは、歴史的なアーティストたちです。1位はサザンオールスターズ、2位は中島みゆき、3位は松任谷由実という結果が出ました。このランキングは54歳から87歳の女性529名を対象にした、細かなアンケート調査に基づいています。
調査の背景と目的
この調査は、50代以上の女性の音楽に対する興味や、具体的なアーティストに対する思い入れを探ることを目的としています。「ハルメク」では、彼女たちのインサイトを把握し、今後のコミュニケーションやサービス提供に活用するために、このような調査を実施しています。
トップ3アーティストの分析
1位 サザンオールスターズ
サザンオールスターズは、1位に選ばれた理由として『曲・歌が好き』、次いで『昔からずっと好き』という声が多く寄せられました。特に「青春の思い出」との結びつきが強いようです。この結果から、年代を重ねる中でサザンの音楽が彼女たちの人生と共に在り続けていることが伺えます。
2位 中島みゆき
中島みゆきは、70代以上の回答者から強い支持を受けての2位。彼女の歌は世代を超えて、多くの人々の心の支えとなっています。「歌詞に励まされる」というコメントも多く、彼女の楽曲がもたらす感情的な影響力は絶大です。「夜会」に行きたいという希望もあり、彼女の楽曲がただの音楽ではなく、人生の一部であることを示しています。
3位 松任谷由実
松任谷由実は60代からの支持を受けて3位。彼女の音楽がもたらす安心感や懐かしさが、特にこの世代の女性たちにとっての魅力となっています。「青春そのもの」というコメントからは、松任谷由実との出会いがどれほど大切であったかが伝わってきます。
自由回答から見える気持ち
調査の自由回答部分には、アーティストたちとの深い結びつきや思い出が語られています。「青春ど真ん中」「大学時代に聴いた」などの言葉が並び、各自の人生の一部として彼女たちの音楽が在り続けていることが浮き彫りになりました。
ライブの意味
多くの女性が「ライブに行きたい」と答えた背景には、単なる音楽体験を超えた自分自身の歴史を再確認したいという気持ちがあるようです。座席に腰掛け、かつての自分と向き合うことで、新たな感情や思い出が再生される瞬間を求めているのでしょう。
専門家の見解
調査を行ったハルメク 生きかた上手研究所の所長、梅津順江氏は、シニア世代における音楽の重要性を指摘しています。音楽は単なるエンターテイメントに留まらず、人生の中でさまざまな役割を果たすものであると語っています。あの頃の自分を思い出させ、今を楽しむための手段となり得るのでしょう。
まとめ
今回の調査は、50歳以上の女性たちがどのように音楽と寄り添い、人生を歩んできたのかを示す結果となりました。サザンオールスターズ、中島みゆき、松任谷由実の音楽は、彼女たちの人生において特別な存在であり続けています。そして、今後もこれらのアーティストたちの音楽が女性たちの心の支えとなることを期待しています。音楽こそが、私たちの人生のサウンドトラックであるのです。