SMBC Edgeがスタートアップ支援事業を開始
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は、国内のスタートアップ支援事業を強化するために、子会社の株式会社SMBC Edgeを通じた新たな取り組みを発表しました。これにより、日本の産業創造を加速させるユニコーン企業を育成することを目指しています。
日本におけるスタートアップ支援の背景
近年、日本の市場においてスタートアップへの投資額やユニコーン企業の数は、他国と比較して依然として低水準です。そこでSMBCグループは、2023年度から3年間でスタートアップ向けに累計1,350億円を投融資することを目標とし、その実現に向けた取り組みを強化してきました。スタートアップを通じた社会課題の解決や持続可能な成長を実現するために、資金調達だけではなく、多方面からの支援が必要です。
SMBC Edgeの新たな役割
SMBC Edgeは、これまでスタートアップ投資を行うSMBCベンチャーキャピタルの中間持ち株会社として機能していましたが、今後は国内のスタートアップ支援に特化した事業を展開していくことになります。具体的には、専門の人材を採用し、SMBCグループ内のさまざまなリソースと連携しながら、スタートアップの成長を促すために必要な経営資源を統合支援します。
2025年10月には、SMBC EdgeをGPとしたファンドを設立し、本格的な投資活動を始める予定です。これに伴い、外部の投資家や事業会社とのパートナーシップを強化していく方針です。
主な取り組み内容
SMBC Edgeのスタートアップ支援事業は、以下のような具体的な活動を通じて行われる予定です。
1.
スタートアップへの投資 - 外部投資家や事業会社との連携を活かした投資活動を展開します。
2.
事業開発支援 - ビジネスデベロップメント(Bizdev)、人材管理(HR)、マーケティングなど多方面からスタートアップを支援します。
3.
エコシステムの構築 - 国内のベンチャーキャピタルや事業会社、地域の大学等と連携し、持続的なエコシステムを形成します。
4.
グローバル接続の強化 - アジアを中心とした国際的なスタートアップエコシステムと日本を繋ぐゲートウェイ機能を構築します。
最後に
SMBCグループは、日本の経済再成長を目的としてこれらの取り組みを進めており、スタートアップの経営課題に対する解決策を提供していくことで、日本の産業全体の国際競争力を高めることを目指しています。日本は今後、スタートアップ企業が新たな価値を創造することで、再び世界で注目される存在になることが期待されています。SMBC Edgeの動向に今後も注目です。
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