オーケー株式会社が「Kong Konnect」でAPI管理を革新
ディスカウントスーパーマーケットのオーケー株式会社は、APIおよびAIコネクティビティ技術のリーダーであるKong株式会社の「Kong Konnect」を採用しました。この導入により、オーケーはマルチクラウド環境でのAPI統合を進め、業務効率化とセキュリティの強化を実現することを目指しています。
1. 導入の背景
オーケーは1958年に創業以来、「高品質・Everyday Low Price」を掲げ、関東を中心に多くの店舗を展開してきました。現在、同社は基幹システムのクラウドシフトを推進し、顧客の利便性を向上させるために様々なクラウドサービスを活用しています。しかし、その一方で、システム間の連携が必要とされ、全社的なガバナンスを維持しつつ開発効率を高めるために共通基盤の整備が急務となっていました。
こうした背景から、オーケーはAPIを一元管理し、セキュリティポリシーを統一できるKong Konnectの導入に至ったのです。
2. 活用概要とプロジェクト
最初のプロジェクトとして2025年冬に開始される「クリスマスケーキ予約システム」にKongが導入され、異なるクラウド環境での通信を制御します。これにより、短期間の繁忙期においても安定した接続を実現します。今後、店舗系や生鮮、グロサリーなどの主要業務システムへも順次適用を拡大し、全社的なAPI管理プラットフォームの構築を目指します。
3. Kong選定の理由
オーケーがKongを選んだ理由は数多くあります。特に重視されたのは以下の点です。
- - マルチクラウド統合管理: 分散するAPIを一つの管理コンソールで制御。
- - 開発スピードの向上: Developer Portalにより、開発者が情報を容易に参照。
- - 認証の標準化: 各システムの認証をKongに集約し、高いセキュリティの維持。
- - IaCとの親和性: コードベースでの管理が可能、迅速な展開を実現。
- - AWS Marketplace経由での調達: スムーズな契約を達成。
4. 導入効果
Kong Konnectを導入することで、オーケーには次のような効果が期待されています。
- - API利用状況の可視化: データに基づくトラフィックや利用傾向の把握。
- - 運用管理コストの削減: 集約化による運用負荷の軽減と効率化。
- - 開発スピード向上: サービス開発に専念できる環境の整備。
- - セキュリティポリシーの統一: 全社的なセキュリティ水準の確保。
- - AI活用基盤の拡張性: 高度なデータ活用にも対応する柔軟な基盤の構築。
5. 今後の展望
オーケーは、Kongを核としたAPI管理基盤の適用範囲を広げ、さらなるデジタル変革を進める計画です。店舗系をはじめとした主要業務への展開を進め、社内データとサービスの迅速かつ安全な連携を目指します。特に、次世代のAI技術に対応し、最も効率的にビジネスに取り入れていくことを目指しています。
オーケーのIT本部副本部長、荒川健児氏は、「Kongの導入によりAPI管理の統一が進み、開発迅速化とセキュリティの両立を図りたい」と述べています。これにより、オーケーは顧客体験の向上を目指し、マルチクラウド環境におけるAPIの経営基盤構築を加速していくことでしょう。
結論
Kong Konnectの導入は、オーケーのデジタルシフトに向けた大きな一歩を示しています。将来的なAI活用やさらなる業務効率化に期待が寄せられています。