新しい無機顔料
2026-01-13 12:02:54

ファンケルが開発した安全で鮮やかな赤紫色無機顔料の魅力

ファンケルが手がけた新たな無機顔料の開発



株式会社ファンケルは、鳥取大学と協力し、安全且つ色鮮やかな無機顔料の開発に成功しました。その名も「CaCoGe2O6」と「CaCoSi2O6」です。これにより化粧品業界に新しい選択肢が広がります。通常、化粧品の色付けには合成色素が使用されていますが、これにはアレルギー反応のリスクが伴います。ファンケルはこの問題に対し、安全性の高い無機顔料に目を向けましたが、従来のものはどうしても色合いが弱く感じることが多いのが課題でした。

このたびの新しい無機顔料は、その課題を見事に克服しており、発色の鮮やかさが格段に向上しています。受けた影響は特に化粧品の見た目と肌への負担の少なさにおいて顕著です。

新しい顔料の開発方法



ファンケルが開発した顔料は、輝石構造に着目して作られました。この構造は、熱にも光にも強く、様々な色を展開できる特性を持っています。具体的には、無害な元素で構成された複合酸化物を用いており、その基本には「CaMgGe2O6」があります。

研究チームは、マグネシウムをコバルトに置き換えて高温で焼成したところ、鮮やかな赤紫色の「CaCoGe2O6」が誕生しました。しかし、化粧品で使うには珍しいゲルマニウムが含まれていたため、使用を見送ることに。そこで、半金属のシリコンを用いて「CaCoSi2O6」の開発に直面しました。この挑戦にもチームは成功し、無機顔料に新たな可能性が広がりました。

市場での位置づけ



開発された「CaCoGe2O6」と「CaCoSi2O6」は、既存の赤色系無機顔料と比較しても鮮やかさが際立っています。実際、色の測定にはLab表色系が用いられ、明度、赤色度、黄色度が詳細に分析されました。結果として、これらの新しい顔料は従来の化粧品で使用されている色素と比較して、鮮やかさで一歩先を行っていることが示されました。

研究の背景



ファンケルは合成色素を避け、肌に優しい成分の重要性を認識しています。無機顔料はその点で優れていますが、色の鮮やかさに関しては長年の課題でした。この研究は、その課題を死守すべく行われ、安全性と豊かな発色を求めた結果、無機顔料としての新しい可能性を切り開くことができたのです。

研究者からのメッセージ



ファンケルの総合研究所化粧品研究所メイク開発グループの片岡菜緒氏は「肌へのやさしさを重視しつつ、メイクを楽しむ機会を充実させたい」という思いを語りました。新しい成分の開発は、単なる機能性だけでなく、安全性や安心感も考慮されており、今後多くの人々に喜んでもらえる化粧品を目指しています。

こうしてファンケルは、化粧品業界において新たな基準を打ち立てるため、これからも研究開発に注力します。今後の製品展開が期待されるでしょう。


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