越境BtoB EC『PLA★NET』で釣り用品の流通を革新
株式会社ecbeingが提供する法人向けECサイト構築プラットフォーム「ecbeing BtoB」が、株式会社スポーツライフプラネッツの海外法人向け釣り用品パーツ販売サイトに採用されました。この新たに構築された越境BtoB ECサイト『PLA★NET(ぷらネット)』は、国際的な釣り用品流通を一新するものとして注目されています。
越境BtoB ECの誕生背景
スポーツライフプラネッツは、国内外の販売会社に釣り用品パーツを卸売する業務を行っています。これまでは、2008年からecbeingのプラットフォームを通じて、国内向けの受注システムを利用して業務効率を高めてきました。しかし、国外の多くの販売会社からの注文は主にメール対応となっており、注文フォーマットが異なることで処理に時間と手間がかかっていました。これを解消するため、越境BtoB ECサイト『PLA★NET』の構築が決定しました。
この新しいプラットフォームは、海外の販売会社からの受注を効率化し、将来的にはBtoBtoBの管理も視野に入れた中長期的なシステム設計がなされています。
多言語対応でグローバル展開を促進
『PLA★NET』では、株式会社イー・エージェンシーが提供する「shutto翻訳」を採用し、ウェブサイトを多言語化しました。英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語の7か国語に対応。ユーザーは、サイト上部にある言語選択ボタンを1クリックすれば、即座に言語を切り替えることができます。これにより、海外からのアクセス時でもスムーズにサイトを利用できるようになり、言語の壁を越えて多くの顧客に快適なショッピング体験を提供します。
効率的な出荷システム
ecbeingで受注されたデータは、基幹システムに自動的に出力され、迅速な出荷指示が可能です。受注情報は倉庫及び国際配送会社と連携し、効率的な配送遂行を支援。部品価格は日本円で表示され、未定の部品には「TBA(To Be Announced)」という記載をして、発送時に正確な価格情報が提供されます。これにより、購入手続きの透明性が高まります。
ユーザー目線での設計
製品詳細画面には、展開図の表示機能があり、部品の位置を視覚的に確認できるようになっています。デジタル総合印刷株式会社が提供する「座標鳥」というシステムを導入し、ユーザーは部品の配置をリアルタイムで確認しながら数量を入力できます。これにより、部品選択時のミスを減少させ、購入体験をスムーズにしています。さらに、製品情報の上部には製品自体の情報、下部には対応部品の一覧を掲載しており、注文が容易になるよう工夫されています。
スポーツライフプラネッツの信頼性
株式会社スポーツライフプラネッツの福島社長は、ecbeingとの17年にわたる信頼関係を背景に、このシステム構築を依頼した経緯を述べています。国や地域ごとに異なるニーズに対し、柔軟に対応してくれるecbeingの姿勢が高く評価されています。
スポーツライフプラネッツの将来性
最初は「ダイワ精工」の一部門として設立されたスポーツライフプラネッツは、現在は釣り業界で不可欠な存在。彼らの提供するアフターサービスと部品販売は業界のスタンダードとなっており、今後もますます進化し続けることでしょう。一般顧客向けの修理会員サービス「SLP PLUS」の導入も評価が高いです。
結論
越境BtoB EC『PLA★NET』の導入により、スポーツライフプラネッツは、国際的な釣り用品の流通に新たな風を吹き込んでいます。ecbeingとの強力なパートナーシップを活かして、顧客にとっての魅力的なショッピング体験を実現し続けることでしょう。