九州リテールメディア連合会の勉強会について
2023年4月17日、株式会社SalesPlusによる第7回九州リテールメディア連合会の勉強会が開催されました。この会は、購買近接点に強いマーケティング・ソリューションを提供するSalesPlusが主催し、九州リテールメディアの情報発信を促進するために設立されたものです。
当日は、九州の主要小売企業やメーカーからなる12社が参加し、それぞれの活動について報告やディスカッションが行われました。参加企業には、トライアルカンパニー、イオン九州、西鉄ストア、ミニストップ、アサヒビール、アース製薬などが名を連ね、活気ある議論が繰り広げられました。
勉強会の内容
勉強会は、SalesPlus代表取締役社長の大浦芳久氏による開会の挨拶で幕を開けました。彼は、「リテールメディアが注目される中、九州から全国へ情報を発信できるよう、皆で協力していきたい」と述べ、参加者たちの士気を高めました。
続いて、SalesPlusのビジネスプロデュース本部長である榎並康之氏が、今後の計画について言及しました。「九州からの情報発信が広がりを見せている。来年にはさらに大きな成果が期待できる」と、将来への期待を語りました。
各企業の報告
トライアルカンパニー
受賞歴を持つトライアルカンパニーの報告では、マーケティング部の野田大輔部長が次のように語りました。「3連サイネージの設置が北海道で完了し、トライアルGOへの展開も進んでいる。」彼の後、課長の西村章太郎氏はバンコクのリテールメディア視察から得た知見を共有し、情報伝達の工夫が今後の店頭サイネージにおいて重要であると強調しました。
イオン九州
イオン九州では、劉瑶マネージャーが食品以外の商品を活用したサイネージの取り組みを発表しました。「耐久消費財のブランディングに重点を置いた素材がうまく機能した」とし、効果を確信している様子が伺えました。
ミニストップ
また、ミニストップの藤田梨恵マネージャーは、デジタルサイネージとABテストに注力していることを報告しました。店頭でのキャンペーン情報を効果的に並べて流す手法が好評で、今後の取り組みに期待が寄せられています。
テーマ別ディスカッション
ディスカッションでは、各企業がテーマを持ち寄り、顧客エンゲージメント向上やリテールメディアとの連携について議論が交わされました。サイネージ事業の展開や食品以外からの出稿要望への対応など、実務に即した貴重な意見が飛び交いました。
総括
今後、九州リテールメディア連合会は、他国の市場動向と連携を深め、魅力的なサイネージの提供に向けて更なる努力を続けていく予定です。今回の勉強会を機に、九州地域から日本全体に影響を与える動きが加速することを期待したいと思います。御社におかれましても、今後の情報発信にぜひご注目ください。