2025年10月調達額
2025-11-07 08:36:05

越境ECと国際物流が成長を遂げた2025年10月調達額のランキング発表

越境ECと国際物流が成長を遂げた2025年10月調達額のランキング発表



2025年10月、フォースタートアップスが発表したスタートアップの資金調達金額ランキングが、特に注目されています。越境ECサイトの「forest」と国際物流プラットフォーム「Shippio」がそれぞれ32.4億円、22.7億円を調達し、今後の成長が期待されています。

越境ECのリーダー、forestの躍進



1位に輝いたのは、越境ECサイト「omakase」を運営するforestです。同社は、シリーズBラウンドにて32.4億円の調達を果たしました。forestは「日本のモノを育み、世界を彩る」というビジョンのもと、Eコマース領域においてブランドの承継や再成長を図っています。これまでも、地方企業やアメリカ企業を対象に21件の事業承継型M&Aを実施しており、デザイン、物流、マーケティング、カスタマーサポートまで一貫して運営体制を整えています。

この調達資金は、M&Aによるブランド承継やデータインフラの強化、越境ECの推進、リテールテック事業の拡大に使われる予定です。特に、日本の高品質なブランドを海外市場に展開することで、持続可能なリテール産業の発展を目指しています。

国際物流を革新するShippio



次いで2位には、国際物流プラットフォーム「Shippio」がランクインしました。こちらもシリーズCラウンドで22.7億円を調達したことで、国際物流分野での革新が期待されています。Shippioは「国際物流を、アドバンストに」というビジョンを掲げ、輸出入手続きや通関、貨物トラッキング、書類管理を一元化したクラウド型プラットフォーム「Shippio Platform」を展開しています。これにより、メーカーや商社、物流事業者からの導入が進んでいます。

過去3年間で、ネットレベニューは約20倍、取扱コンテナ数は約35倍、ユーザー数は約8倍という急成長を遂げました。今回の調達資金は、AI通関クラウド「Shippio Clear」を含むプロダクト開発やM&Aによる事業拡大、組織強化に活用される見込みです。これにより、国際物流領域のプラットフォーマーとしての地位を確立し、業界全体の構造変革を目指しています。

海外展望を持つリージョナルフィッシュ



3位には、ゲノム編集技術を駆使した魚介類の品種改良を手掛けるリージョナルフィッシュが、プレシリーズDラウンドで19.6億円の資金調達に成功しました。同社は「いま地球に、いま人類に、必要な魚を。」という理念の下、高温耐性や高成長性を持つ新品種魚の開発を進めています。

創業から5年間で約90の企業や大学、自治体との連携を深め、オールジャパンの体制で品種改良を推進しています。これまでに、成長速度が速く可食部が大きい魚や、地球温暖化に適応できる高温耐性の魚を開発した実績があります。調達した資金は、新品種の研究開発や量産化、そして海外拠点設立を通じてのグローバル展開に活用される見込みです。

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このように、スタートアップらの資金調達の動向は日本経済にとって重要な指標です。最新情報を受け取るためには、フォースタートアップスのメルマガに登録することをお勧めします。これにより、記事の更新情報や投資家情報を把握し、スタートアップの理解を深めることができます。

調査概要



今回の調査は、フォースタートアップス株式会社が行ったもので、2025年10月1日から10月31日までのデータを集計したものです。国内スタートアップの資金調達動向を把握するための貴重なランキングとなっています。これからも、成長産業を支えるスタートアップ企業の動向に注目していきましょう。


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