岡山県笠岡市のシステム開発企業がM&Aで新たな未来へ

M&Aにより新たな可能性を求める

2023年、岡山県笠岡市に本社を構える株式会社システム・エムズは、東京都千代田区に位置する上場企業、株式会社L is BとのM&Aを実現しました。この取引は、双方にとって未来の成長を見据えた重要なステップとなります。

システム・エムズの背景

システム・エムズは、長い歴史を持つソフトウェアの受託開発会社です。創業から27年間、地域に根ざした企業として顧客に愛されてきました。しかし、経営陣は後継者不在の問題や、コロナ禍の影響から組織改革が求められるようになりました。これを機に、M&Aの検討が始まります。

担当のアドバイザーであるM&Aキャピタルパートナーズ株式会社の深瀬雄也氏は、システム・エムズの経営陣に対し、「将来的な成長のためには、適切なパートナーとの連携が不可欠です」とアドバイスしました。

L is Bとの出会い

システム・エムズがM&Aの可能性を探る中、企業文化や理念に共感を持つ株式会社L is Bと出会います。L is Bは、クラウドサービスの開発やアプリケーションの提供、Webシステムの構築を手掛ける企業であり、その成長戦略はシステム・エムズにも響くものでした。

L is Bの代表取締役社長CEO、横井太輔氏は「システム・エムズの強みを生かしながら、共に新たな事業領域に挑むことができる点が魅力でした」とM&Aの動機を語ります。両社は、従業員や顧客を大切にする理念が一致しており、良好な関係を築くことができました。

M&Aの成果

M&Aが正式に合意されると、システム・エムズはさらなる成長の機会が与えられることになります。M&Aキャピタルパートナーズの深瀬氏は「この取引を通じて、システム・エムズは新しい挑戦の場を得ました」とコメントしています。

さらに、システム・エムズの横田代表取締役は「我々の技術力を生かしつつ、L is Bとのシナジーを追求していきます。より多くの顧客に喜んでもらえるサービスを提供できることを期待しています」と語ります。

未来への第一歩

今回のM&Aは、システム・エムズが持つ豊富な経験と技術力を活かしつつ、L is Bが新たな事業戦略を展開する基盤を作ることを目指しています。両社は、システム開発市場においてさらなる競争力を高めていくことでしょう。

この新たな取り組みがどのように展開されるのか、今後の動向に注目です。M&Aによって生まれる新しいビジネスモデルが、業界全体に与える影響も期待されています。