トヨタ紡織が進める「Physical AI」研修の全容
2025年12月8日、トヨタ紡織株式会社では「Physical AI」をテーマにしたオンライン社内研修が実施されました。この研修は、東京大学の松尾研を発端とするスタートアップであるProx Industries株式会社が主催。参加者は経営企画部戦略推進室のCVCグループなど約15名で構成されました。
Physical AIとは何か?
「Physical AI」とは、生成AI技術が物理世界に展開される新たな技術領域です。この技術は、柔軟素材の取り扱いや複雑な生産プロセスにおける自動化の改革を目指しています。従来、自動化が難しかった領域に革新をもたらし、製造業における次世代の生産技術や投資の手がかりとなることが期待されています。
研修の目的と内容
今回の研修は、以下のような目的を持って行われました:
- - 生成AIの基礎理解
- - Physical AI技術の基礎理解
- - FA(Factory Automation)領域でのPhysical AI技術の適用可能性
- - Future outlookでのPhysical AI技術の展望
この研修では、現場のリアリティと将来の技術潮流を両面から捉え、実装可能性や投資判断に必要な知見を得ることを目指しました。
トヨタ紡織の取り組み
トヨタ紡織は、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)活動を通じて先端技術の探索を加速しており、今回の研修もその一環です。経営企画部戦略推進室の主査、垣本様は「今回の勉強会を通じて、最新のAI動向やロボティクス分野での活用について理解を深めることができた」とコメント。製造現場での活動に直結する大きな刺激を受けたとのことです。
Prox Industriesの展望
また、Prox IndustriesのCEO、亀井悠二氏も研修の重要性を強調しました。亀井氏は「Physical AIが生成AI技術と物理世界を結びつけ、製造業の変革をもたらすポテンシャルを秘めている」と述べ、技術の成熟度や今後のロードマップを明確にすることが、具体的な投資や共創の領域を見極めるのに役立つと語りました。
今後の展開
このように、トヨタ紡織とProx Industriesの取り組みは、次世代のものづくりにおいて重要な影響を与えると期待されています。両社は、急速に進化するPhysical AIを的確に捉え、アカデミアの知見を基にした先端技術の社会実装を推進していく考えです。今後の進展が注目されます。