2025年の新卒初任給動向を徹底分析！GMOがトップに君臨

2025年の新卒初任給動向を徹底分析！

近年、日本では新卒者に対する初任給が急激に上昇しています。特に2025年度卒業予定の新卒者に向けた初任給に関するデータが、株式会社フロッグから発表されました。この調査は、マイナビやリクナビといった主要な新卒求人サイトからの情報を基に集計されており、最新の就业市場における動向を把握する上で欠かせない資料となっています。

初任給が高騰する背景

過去3年間で、新卒者に提示される初任給が着実に上昇しています。この傾向には、物価の上昇や労働市場の変化が影響を与えていると考えられています。大企業が続々と初任給を引き上げていることから、特に優秀な若手の獲得競争が激化しているのです。一方で、企業側は新卒社員に対して高いパフォーマンスを求めるようなプログラムも導入し始めています。

驚くべきことに、2025年の初任給平均は216,621円に達し、これは前年度比で約3.77%（7,866円）も増加していることを示しています。さらに、25万円以上の初任給を提示する企業の割合は、12.85%に達しました。

企業別の初任給ランキング

この調査でも特に目を引くのが、GMOインターネットグループ株式会社の初任給591,675円です。この金額は、同社が新卒社員に対して提示する新卒年収710万プログラムに基づいています。このプログラムでは、特定の条件下で新入社員に倍以上のパフォーマンスを求める代わりに、高い給与が保証されるというものです。

初任給のランキングでは、4位までは以下の企業が入っています。
1. GMOインターネットグループ株式会社: 591,675円
2. アイ・システム株式会社: 500,000円
3. Rapidus株式会社: 433,400円
4. エルガーホールディングス合同会社、M&C株式会社: 430,000円

IT業界が特に目立つ結果となっており、15社中6社がIT関連企業です。特にスキルの高い理系の職種は、より高い初任給を提示する傾向が強いようです。

業種別の初任給動向

業種別では、「医療/医薬/バイオ/化粧品」が224,850円で目立つ結果となりました。このセクターでは、特に薬剤師職が主要な募集対象となっています。

1位の企業は、M&C株式会社で430,000円を提示しており、続いてエーザイ株式会社の398,300円などが続きます。これらの企業は、薬剤師が働きやすい環境作りや奨学金制度の導入に力を入れています。

一方で「電気/電子/機械/自動車」職種も223,746円で高い水準を保っており、これは特に必要なスキルが求められ、職種によっては博士課程修了の学生を対象にしたものも含まれています。