岡山大学の教授2名が2025年版の世界的科学者リストに選出

岡山大学教授の国際的な評価が高まる

2025年版の「世界で最も影響力のある科学者」リストに、国立大学法人岡山大学の資源植物科学研究所から2名の教授が選出されました。馬建鋒教授と山地直樹准教授は、それぞれの専門分野での卓越した貢献が評価され、国際的な認知を得ることとなったのです。

連続選出の栄誉

馬教授は2015年版から11年連続での選出を果たしました。一方、山地准教授は今回で10回目の受賞となります。これは、両者の研究が植物の生育に必須なミネラルの輸送メカニズムを解明してきたことが、科学界でいかに重要視されているのかを物語っています。

高被引用論文著者リストとは

Clarivate Analytics社によって年次発表される「高被引用論文著者リスト」は、過去11年間にわたり、著名な学術ジャーナルに発表された論文の中から、引用された回数が非常に多い著者を選定します。毎年世界中から約7,000名の研究者がリストに名前を連ね、このリストへの選出は、その分野での影響力や貢献度を示す重要な指標となります。

受賞の意義と今後の展望

受賞を受けて、馬教授は、「選出される日本の研究者が減少する中で、11年間も連続して選ばれることができ、大変光栄です。長年の努力が実を結んだと感じています」とコメントしました。一方、山地准教授も「少しずつですが、これからも研究を続けていきます」と意気込みを語っています。

岡山大学は2023年に「岡山大学最重点研究分野」として、農作物・植物科学分野を含む7つの領域を定めました。馬教授と山地准教授は、その一翼を担い、地域における中核的な研究大学としての成長に寄与しています。今後も彼らの研究から目が離せません。

岡山大学のさらなる発展に期待

岡山大学は、その研究結果が世界的に影響を与える大学として認知され続けています。馬教授や山地准教授の研究を通して、新たな発見が続いていくでしょう。この先、彼らの取り組みや研究がどのように発展していくのか、そして岡山大学が寄与する地域社会や世界の未来への影響に期待が寄せられています。引き続き、岡山大学の動向に注目していきたいと思います。