教会の未来を見据える公開セッション開催
2030年、日本の教会が半減するとの警告が鳴り響いています。このことを受けて、株式会社ライフワークスは「キリスト教葬儀から宣教の可能性を考える会議2025」を東京と大阪で開催します。このセッションでは、日本社会が抱える高齢化の問題やクリスチャン人口の減少、葬儀や終活を通じた教会の可能性について議論されます。
高齢化と教会の存続
日本人口の高齢化は、教会の未来に大きな影響を与えています。現役の信徒を支える多くの人々が高齢化し、献金力が低下。また、牧師自身も平均年齢が65歳と言われる中で、後継者不足が深刻な問題となっています。これに伴い、信徒数も減少しており、将来的に多くの教会が閉鎖に追い込まれる恐れがあるのです。
地域社会との結びつき
教会は長らく地域社会の重要な拠点として機能してきました。結婚式や葬儀、子どもたちの成長を祝う場として、また困難な時に心の支えとなる場所でもありました。こうした役割は、宗教活動だけでなく社会的な支援の側面もあるため、より一層地域との接点を希薄化することがないよう、努力が必要です。地域社会と真の関係を築くことが、今後の教会存続に寄与すると考えられます。
セッションの内容
セッションでは、東京基督教大学から専門家が招かれ、「未信者のためのキリスト教葬儀からのアプローチ」や「宣教学から考える悼みと弔い」といったテーマで講演が行われます。また、パネルディスカッションを通じて、教会が葬儀や終活を通じてどのように行動していくかを具体的に探ります。これらのテーマは、団塊世代や地域社会のニーズに応えるため、新たなアプローチを模索するものです。
参加対象と申込方法
この会議は、葬儀や終活を通じた宣教に興味がある牧師や、教会の未来に危機感を抱いているクリスチャン、地域との新たなつながりを求めている教会関係者が対象です。参加は無料ですが、事前に申し込みが必要です。開催日の前日17時までにお申し込みください。
最後に
教会が新しい時代を生き抜くためには、地域に開かれた存在となり、信徒だけでなく未信者にも門戸を広げる必要があります。このセッションから出発し、教会の未来を共に考えていく一歩を踏み出しましょう!