俵菜緒 舞の会
2024-12-19 15:20:41

古典芸能の魅力を感じる「第7回 俵菜緒 舞の会」開催

「第7回 俵菜緒 舞の会」開催決定



2025年2月11日(火・祝)、東京・紀尾井ホールにて「第7回 俵菜緒 舞の会」が開催されます。このイベントでは、谷崎潤一郎も愛した名曲「雪」と、能楽の「海士」を基にした「珠取海女」という、趣異なる二つの作品が披露される予定です。古典芸能の美しさに浸る貴重な機会として、多くの観客にお届けします。

古典芸能、地唄舞の魅力



地唄舞は、古くから日本の伝統文化として伝わっている舞であり、江戸時代に上方で発展した歴史を持っています。この地唄の歌は、室町末期に始まるもので、元々は盲目の音楽家によって作られた三味線音楽の基礎です。「地唄」という名前自体が「土地の唄」を意味し、地面でその歌に合わせて舞うことから「地唄舞」と呼ばれているのです。

今回は、特に「雪」という曲に焦点を当てたいと思います。この曲は、男に捨てられた女性が雪の夜に故人を偲んで涙を流す姿を描いたもので、情感あふれるメロディと共に心に響くものがあります。舞台では、その静謐な空間の中で三絃の音色が広がり、観客は舞者の表現する切ない思いに浸ることでしょう。

「珠取海女」の物語



もう一つの演目「珠取海女」は、能「海士」に基づき、母の深い愛を描いた物語です。この話は、宝珠を取り返すために海に潜る海女の苦闘を描いています。彼女は多くの困難に直面しながらも、子を思う一心で命をかけてこの役割を全うします。壮大な海の舞台の中で、この母子の愛を描く様子が観る者全ての心を打つことでしょう。

幕間の特別企画



さらに、幕間には観世流能楽師の津村禮次郎氏による「海士」にまつわる貴重なお話も予定されています。この機会に、地唄舞と能楽の相互関係についても深く理解できることでしょう。

開催概要



「第7回 俵菜緒 舞の会」は、2月11日(火・祝)に紀尾井ホールで行われます。会場は東京都千代田区紀尾井町6-5で、チケットはカンフェティにて販売中です。一般の入場料金は8,000円で、29歳以下の方は4,000円のお得な価格でご覧いただけます。このような貴重な古典芸能のイベントをお見逃しなく、ぜひ訪れてみてください。

俵菜緒さんについて



俵菜緒(たわら なお)さんは、栃木県足利市出身の地唄舞の新星です。3歳で神崎流に入門し、数々の舞台を経て独立しました。大学在学中には内弟子として経験を積み、地域の様々な舞台でも活動を行っています。彼女の優雅で力強い舞は観る者の心を捉え、古典芸能の新しい魅力を発見できることでしょう。

ぜひこの機会に、古典芸能の世界に足を運び、その奥深さと美しさに触れてみてはいかがでしょうか。観客の皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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