新たなコーヒー体験を提供するスペシャルティコーヒー缶
東京都江東区清澄白河にあるCAN-PANYが、革新的な「スペシャルティコーヒー缶(SCC)」を発表しました。この新商品は、要冷蔵で低温殺菌された缶コーヒーで、これまでの常温で長期保存可能な缶コーヒーとは一線を画すフレッシュさを誇ります。
スペシャルティコーヒー缶の特徴
従来の缶コーヒーは加熱処理を施され、常温での保存が可能でしたが、スペシャルティコーヒー缶は生鮮食品のように扱われることで、高い鮮度を維持しています。温度や時間を厳密に調整し、各コーヒー豆や焙煎所の特性に適した抽出プロセスを経ることで、かつてない新しい飲みごたえが実現されています。
この新しいコーヒー缶の製造においては、マイクロロースターが設計した焙煎・抽出レシピを徹底的に再現し、小ロットでの製造を行っています。缶というフォーマットに、新しい体験を封じ込めることが可能になったのです。
SCAJ2025でのデモンストレーション
CAN-PANYは、スペシャルティコーヒーに特化した国内最大級のイベントであるSCAJ2025において、この斬新な缶を初めて披露します。2025年9月24日から27日まで、東京ビッグサイトのCOFFEE VILLAGEで実施されるこのイベントでは、来場者が実際にスペシャルティコーヒー缶のフレッシュな味わいを体験できるデモンストレーションが行われる予定です。
さらには、焙煎時に出るコーヒー豆の薄皮「チャフ」を活用した新しいノンアルコール飲料も発表され、CAN-PANYの飲料製造技術とコーヒーカルチャーが融合した新しい飲み物を楽しむことができます。
展開と未来のビジョン
CAN-PANYは、今後も様々なマイクロロースターとの連携を強化しながら、シリーズで新商品を順次リリースしていく予定です。これは、クラフトビールのように地域やロースターごとに多様な缶コーヒー文化を創出し、消費者やファン、ロースターが一体になって日本発のスペシャルティコーヒーを体験するための取り組みです。
CAN-PANYについて
CAN-PANYは、2023年に清澄白河に設立された都市型ボトリング工場で、食材や飲料に新しい価値を創出することに力を入れています。小ロットでの試作や実験的な製品開発に特化し、一貫してレシピ開発から充填・出荷を行っている点が特徴です。
「新しい飲料体験を共に創る仲間づくり」の理念に基づき、様々な新商品を展開し続けています。
第一弾ロースター:Coffee Wrights
このプロジェクトによるスペシャルティコーヒー缶の第一弾には、Coffee Wrightsが参加しています。このブランドは、蔵前や表参道、京都を拠点とし、高品質なスペシャルティコーヒーの提供に努めています。プロジェクトにおいてリーダーシップを発揮し、コーヒーの個性と品質を表現する重要な役割を果たしています。
コーヒー界のコンペティションでも活躍するヘッドロースター堺原拓人氏が、焙煎と生豆の買い付けを担当し、受賞歴も数多く持っています。
最後に
スペシャルティコーヒー缶は、ただの飲み物ではなく、コーヒー文化の新しい形を提供する製品です。2026年春に一般販売を予定し、さまざまな味わいや特性を持つ新しいコーヒー缶の登場に、期待が高まります。CAN-PANYの最新成長を楽しみに待ちましょう。