ミュージカル『クリスマス・キャロル』全国ツアーが開幕！豪華キャストの魅力満載

ミュージカル『クリスマス・キャロル』全国ツアーが開幕

2025年11月より、東京・福生市民会館でのプレビュー公演から始まったミュージカル『クリスマス・キャロル』〜Nation Tour 2025〜がついに幕を開けました。この作品はイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説をもとにしたオリジナルミュージカルで、クリスマスの夜に繰り広げられる心温まる奇跡を描いています。音楽やダンスが融合したこの作品は、人と人とのつながりや愛をテーマにしており、感動的なストーリーが観客を魅了します。

物語の舞台は1843年のクリスマスイブ。ロンドンの街で冷酷な守銭奴スクルージは、周囲から嫌われています。ある日、彼の下で働くボブが給料の前借りを頼みに来ました。実はボブには病気の息子、ティムがいて、今年のクリスマスが家族にとって最後のサンタクロースの訪れになると思っているのです。

その夜、スクルージは孤独にクリスマスを迎えるものの、突然亡くなった共同経営者マーレイの幽霊が彼の前に現れます。マーレイは「今こそお前の行いを見つめ直す時だ」と告げ、クリスマスの精霊たちとの時間旅行を提案します。この旅を通じてスクルージは、忘れていた愛や喜び、そして苦しみを再体験し、心の変化を遂げていくのです。

豪華キャスト陣

本作で主役スクルージを演じるのは、3年ぶりに登板する吉田栄作。彼は迫力ある演技力と歌唱力を持ち、ドラマやミュージカルの多岐にわたり活躍しています。また、スクルージに関わる重要な役割の三人の女性を演じるのは土屋アンナです。彼女は歌手としても知られ、今回の挑戦にワクワクしている様子を見せています。

続いて、スクルージの友人マーレイ役には、吉田要士がキャスティングされており、彼は初演からこの強い役柄を一貫して演じています。彼の存在が物語に深みを与えており、観客はその表現に引き込まれることでしょう。

この作品の演出を手掛けるのは西田直木。彼はブロードウェイミュージカルの演出に幅広い経験を持ち、観客を引き込む魅力的な舞台を作り上げました。音楽には張替政彦が関わり、振付を担当する吉田潔と中川久美が、演劇のリズムを支えています。

開幕コメントも到着

開幕に先立ち、吉田栄作は「今回は前回以上にパワーアップした舞台作品をお届けします」と期待感を感じさせるコメント。土屋アンナも新たな役への挑戦に意気込みを見せ、横のキャストから多くを学んでいることを伝えています。また、吉田要士は「作品が成熟してきたと実感している」と述べ、共演者との絆を深める重要さを強調しています。