Sayariが東京オフィスを開設
米国のテクノロジー企業Sayari Labs, Inc.(サヤリ)は、東京に日本オフィスを新たにオープンしました。この新拠点は、同社にとって世界で3番目の拠点であり、サプライチェーンや企業間取引におけるリスク管理を支援するための重要な拠点となります。
Sayariは2015年に米国ワシントンD.C.に設立され、貿易やサプライチェーンに関する網羅的なネットワークを可視化することに特化した企業です。彼らは、70億件以上に達する国際的な企業データや貿易データを独自に収集し、正確かつ迅速にリスクを分析するソリューションを提供しています。これにより、企業や公的機関は、国際的な取引において迅速な意思決定が求められる現代において、透明性と信頼性をサポートされています。
Sayariのサービス内容
Sayariが東京に新オフィスを設けた背景には、日本企業や公的機関に対するニーズの高まりがあります。企業が国際的な規制や安全保障問題に直面する中で、迅速かつ正確なリスク分析が求められています。Sayariは、企業間の取引ネットワークを可視化し、40種類以上の全球的なリスト規制や、強制労働に関するリスクを特定することが可能です。これにより、企業は適切なコンプライアンスを確保し、リスクを低減するためのアプローチを提供されます。
データベースの独自性
Sayariが強みとしているのは、彼らの独自に構築されたデータベースです。多くの企業間ネットワークの分析が進まなかった要因は、高品質で統一されたデータが不足していたことに起因しています。しかしSayariは、世界中のデータを自社で独自に収集し、分析に最適化されたデータベースを構築することによってこの問題を乗り越えています。これにより、企業は常に最新かつ正確な情報に基づいた判断を行うことができます。
日本での展望
東京オフィスが機能することで、Sayariは日本の企業や機関に対して、貿易リスク管理における新たなソリューションを提供し、国際的な規制や経済情勢の変動に迅速に対応できる体制を整える手助けを行います。特に、日本企業のグローバル展開が進む中で、安全で透明な商取引を推進する役割を担っていくことが期待されます。
Sayariは、近年の国際情勢の変化に伴い、企業間取引の透明性確保が重要視されている中で、業界をリードする存在としての地位をさらに強化していくでしょう。2024年には、サプライチェーンおよび物流分野での優れたテクノロジーを誇る企業として表彰されることが期待され、今後も目が離せない存在です。
お問い合わせ
Sayariの東京オフィスは、東京都中央区京橋3丁目1-1に所在し、企業や公的機関が国際的な商取引におけるリスクを管理するためのパートナーとして活動を開始しました。詳細は公式サイトの
Sayariをご覧ください。