OpenHeartが力を入れる3Dプラットフォーム「TAVIO」
株式会社OpenHeartは、2025年8月にシードエクステンションラウンドを通じて、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズおよび株式会社GENDA Capitalからの出資を受け、累計1.3億円の資金調達を完了しました。この資金は、次世代の3Dプラットフォーム「TAVIO」の開発に充てられ、より豊かな体験を提供することを目指しています。
TAVIOの特徴と利便性
TAVIOは、スマートフォンを用いて簡単にフォトリアリスティックな3Dおよび4Dシーンを作成・共有できるプラットフォームです。撮影した写真や動画を元に、自動で3Dシーンを生成し、それをウェブサイト上でインタラクティブに公開できる形式で出力します。この技術により、ユーザーは自分の思い出をその空間ごと保存し、視覚的に体験することが可能になります。
特に注目すべきは、ユーザーが作成したシーンを操作できる点です。これにより、製品や空間の詳細情報を効果的に伝えたり、思い出を魅力的な形で切り取ることができます。また、将来的には企業向けの機能も強化され、シーン内へのリンク埋め込みなどの利便性も加わる予定です。
3D技術を活用したビジネスモデル
OpenHeartは、TAVIOを中心に据えたプラットフォームビジネスの拡大を進めています。具体的には、不動産、観光、小売業に向けたSaaS事業、体験型の3D PHOTO事業など、多岐にわたる業界での活用を目指しています。
3D・4D技術を駆使することで、従来の2Dでは伝えきれない立体感やスケール感を表現し、よりリアルな体験を提供します。ユーザーが自らの手で簡単にその感覚を享受できることから、利用の幅も広がるでしょう。
2025年の正式リリースに向けて
現在、TAVIOは2025年初旬にアーリーアクセスを開始予定で、その後ユーザーからのフィードバックを基に改良を重ね、2025年末に正式リリースを見込んでいます。本サービスは、新たに導入される無料プランを通じ、一般の消費者にも利用しやすい形で提供される予定です。
投資家の期待とOpenHeartのビジョン
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズの投資家は、TAVIOが人々の記憶や体験を豊かにし、より良いコミュニケーションを実現する可能性を高く評価しています。また、GENDA Capitalの投資家も、TAVIOの3D・4D技術が新たな市場を開拓し、次世代のコミュニケーションのスタンダードを築くことに期待を寄せています。
OpenHeartの代表取締役社長、渡邉晃司氏は、今後も3D/4D技術や空間AI技術を基にした新しいビジュアルコミュニケーションの創出を目指し、民間から広く利用されるプラットフォームへと進化していく意向を示しています。
公式サイトと最新情報の確認
TAVIOに関する最新情報は公式サイトやSNSで随時更新されていきます。気になる方はぜひチェックしてみてください!